No | 書名 | 内容紹介文 & 転載元(出版社名 シリーズ名・等) |
401 | 十津川警部 湯けむりの殺意 | 警視庁捜査一課の本多課長宛に<四国の道後温泉を愛する者>という 差出人からの手紙が届いた。 三田村刑事が、道後温泉の老舗ホテルの娘・木下めぐみを殺したというのだ。 手紙によれば、めぐみは三田村に金をせびられたり、暴力をふるわれ、 実家に帰ってきた直後に殺されたという。 愛媛県警に確認すると、確かにめぐみは殺されており、折悪しく三田村も、 叔父の葬儀で道後に行っていた。 心当たりはないという三田村だが、彼に不利な証拠が次々と発見され・・・・・・。 「道後温泉で死んだ女」他、温泉地を舞台にした四篇を収録。
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
402 | 夜行快速えちご殺人事件 | 新宿のパチンコ店社長が殺され、従業員三宅修が現金五百万円とともに 消えた。 彼は二三時九分発新潟行き快速「ムーンライトえちご」で郷里の長岡に 向かったと考えられた。 一方、同じ夜行列車から、起業資金一千万円を貯めて帰郷する江見はるかも 姿を消していた・・・・・・。 真夜中を走る列車から失踪した二人の男女。 彼らの行方を追う十津川警部は、不審な女性五人組の影を掴むが!? やがて、震災の傷跡が残る北国の街に浮かび上がった、事件と欲望の構図とは? 国民的人気シリーズ、最新作!
祥伝社 ノン・ノベル |
403 | 危険な遊び | カバーに記載なし
双葉社 フタバ・ノベルス
ボクと晋ちゃんは日曜日の晩に、八幡さまの隣に建つ家の庭に柿を盗もうと 忍び込んだ。 しかし、そこでは男の人が女物の品を焚き火に投げ入れていた。 ボクと晋ちゃんはそれを頂戴してきたのだが・・・!? |
404 | 十津川警部 幻想の信州上田 | 東京都内で二件の刺殺事件が発生。 二件とも被害者の顔の上には、六枚の一文古銭が置かれていた。 戦国時代に六文銭を旗印にした真田家ゆかりの地、信州へ向かう十津川警部。 真田家の子孫をめぐって暗躍する団体の存在を突き止めるが・・・・・・。 なかなか尻尾を出さない犯人をあぶり出すべく、十津川が一計を案ずる!
講談社 講談社ノベルス |
405 | 十津川警部 捜査行 −愛と絶望の瀬戸内海流− | ミステリー作家の殺害事件と、女子大生殺人事件の関連は?
トラベル・ミステリーの第一人者、北川京介が、白昼、取材中に殺された。 同行した編集者に容疑がかけられたが、東京の深大寺で女子大生が殺害された 事件をきっかけに、新たな容疑者が浮かび上がってきた。 しかし、その容疑者にはアリバイがあった。 そのアリバイ工作を崩すべく、十津川警部の推理と捜査が続く!
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
406 | 十津川警部「幻覚」 | 実業家の中山は、謎めいた脅迫電話に悩まされていた。 三人の女性から、「責任を取って欲しい」という内容の電話が連日かかって くるのだが、中山には全く身に覚えがないのだ。 そして、脅迫電話をかけてきたと思しき女性が新宿で死体として発見される。 十津川警部と亀井刑事が事件の解決に乗り出すが、捜査は遅々として進まない。 一方、中山は自らの空白の記憶を辿り、長野県・上田の別所温泉に向かう。 中山と十津川がそれぞれに事件を調べるうちに、次第に恐るべき陰謀が 明らかになり・・・・・・。 十津川警部、信州上田に馳せる! 傑作ミステリー!
角川書店 カドカワ・エンタテインメント |
407 | 華の棺 | カバーに記載なし
朝日新聞社 (四六判)
ミステリーの女王・山村美紗、没後10年。 30年来の恋人、西村京太郎が哀惜の思いを込めてつづる鎮魂の長編小説!
女流作家・夏子は、矢木と「京都の二人」と呼ばれながら、結婚に踏み切れない。 推理小説界を二分する両雄、志賀と蔵田の、夏子をめぐる愛の確執。 やがて、ふたつの巨星は堕ち、矢木は病に倒れ不自由な身となった。 華やかで驕慢な夏子の初めての敗北。 矢木への真実の愛に生きようとしたその時、夏子の命もまた・・・・・・。
(帯より転載) |
408 | 北リアス線の天使 | 老画家の作品をめぐって渦巻く、女たちの欲望! 十津川警部の推理が、複雑な事件の謎を解く!
末期ガンを患う西洋画の大家・篠崎源一郎が、入院先の病院から失踪した。 三陸鉄道北リアス線のレトロ列車に乗って、久慈から、宮古へ。 看護婦の田代由美子の献身的な協力を得て、生涯最後の大作を描くために、 三陸海岸の名勝・浄土ヶ浜に向かったのだ。 精力的な創作活動をつづける篠崎の前に現れた私立探偵が、東京で殺され、 事件の真相を追って、十津川警部が、三陸へ飛んだ! 篠崎の妻・昌子、モデルとなった美少女・亜里砂、そして、画商・花井久美――。 篠崎をめぐる女たちの怪しい行動は、なぜなのか? ロマンあふれる筆致で、人生の愛と裏切りを描く、巨匠の渾身力作!
光文社 カッパ・ノベルス |
409 | 若狭・城崎殺人ルート | 大江山いく野の道の遠ければまだふみも見ず天橋立
新大阪17時05分発、天橋立行きの特急「文殊1号」が、途中の大江駅を 発車してすぐ爆発を起こし、脱線転覆した。 プラスチック爆弾による爆破事件である。 乗客の弁護士夫妻が死亡、多くの負傷者が出た。 その一ヶ月前にも箱根湯本で車が爆破され、男が殺されていた。 犯罪の陰に女あり! 東京のバーのママが犯人と関係あり、と見た十津川班が動き出す!!
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
410 | 羽越本線 北の追跡者 | 東京でホテルの宿泊客が殺された。 彼の滞在を内密に依頼した大学教授も行方不明に。 解剖の結果、胃の中からエチゼンクラゲの肉片が発見され、警視庁 捜査一課の十津川警部と亀井刑事は、クラゲ専門の加茂水族館がある 山形・鶴岡へと向かう。 館長・後藤の態度に不審を抱く二人。 一方、東京では、被害者の身許が公益法人「山形の文化を守る会」の職員・ 岩田博司であると判明。 再び後藤に事情を聞くため、十津川と亀井は指定された「いなほ五号」に 乗り込むが、合流先の鶴岡駅で後藤が刺殺された! シリーズ最新作。
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
411 | 遠野伝説殺人事件 | 早春の早池峰山で製薬会社の元研究室長・佐伯勇が警察に逮捕された。 彼は五十七歳。 心臓病の特効薬を開発したが、副作用で五人の死者を出した責任を取り、 会社を辞めていた。 彼はハヤチネウスユキソウという特別天然記念物である高山植物を、 無断で採取したのだった。 いったいなぜ? 佐伯の娘・加奈子は父親の身元引受人として遠野署に赴くが、父親の 釈然としない態度に疑問を持つ。 その出来事から約ひと月後、新宿のマンションの駐車場で佐伯が 何者かによって刺殺された! 捜査に動く十津川警部は、遠野での出来事が今回の殺人事件に 関連があると推理し、現地に向かうが――。
文藝春秋 (新書判) |
412 | 日光・鬼怒川殺人ルート | カバーに記載なし
双葉社 フタバ・ノベルス
浅草駅構内に設置されたコインロッカーから、俗名梅原誠と書かれた位牌と “特急スペーシアの車内で死す”という殺人予告が入った骨壷が発見された。 十津川警部と亀井は対策を協議し、予告日の特急列車を監視することに したが・・・。 |
413 | 十津川警部 湘南アイデンティティ | 湘南に女がひとり。 男はそれが我慢できない。
湘南に住み湘南ライナーで通勤する三十代、独身エリートの五人の男達の まえにあわられた、ふるいつきたくなるような美女。 彼女の口から奇妙な申し出が、、、、、。 週に一度、彼女のマンションでともに一夜を過ごして欲しい、という。 ただし、セックスぬきの関係。 五人の男達がそれぞれ月曜日から金曜日まで“一夜同棲契約”を結ぶ。 男達は謎の女の意図をはかりかねながらも、その魅力の虜となってゆく。 待つのは、禁断の蜜のるつぼか、はたまた逃れられない蟻地獄か、、、、。 セックス抜きのやりとりに耐えかねた男達は共謀して彼女を襲う計画を立て 始める。 なんの不足もない社会生活を営んできたエリートたちの周辺に波風が立ち 始める。 まるで、穏やかな湘南の海が様相を変え牙をむきはじめたかのように。 男達の一人の周辺で殺人事件が起こり、男達の間に反目、諍いが起きる。 殺人捜査に乗り出した十津川警部も頭をひねった謎の女の真の狙いとは・・・・。 西村ミステリー四〇〇冊の金字塔後の新境地。 結末には、驚愕のどんでん返しが・・・・。
小学館 ポストNOVELS |
414 | 十津川警部 幻想の天橋立 | 京都・宮津の中西建設屋上で見つかった風船に“東京の病院で監禁されて いるので助けて欲しい”という女性の手紙が結ばれていた。 興味を持った社長の中西は、阿部探偵事務所に調査を依頼。 阿部は、東京中の病院に探りを入れるが、手がかりのないまま、第二の 風船が天橋立の展望台で拾われ・・・・・・。 やがて、監禁に絡んでいると思われた家が炎上し、お抱え運転手が殺される。 この殺人と監禁に関連があるとみた十津川警部は、宮津へ。 天橋立・東京を結ぶ驚愕の殺人事件に十津川警部が挑む!
集英社 (新書判) |
415 | 知床 望郷の殺意 | カバーなし、帯に記載
新潮社 (新書判)
都会の生活に敗れ、寝台特急「北斗星」と飛行機を乗り継いで帰った故郷・ 知床の町で、元刑事の水木を待っていたのは、一通の脅迫状だった――。 東京に舞い戻った水木。 だが、人探しを依頼した元同僚の葛城が殺され、年老いた母親の身にも 危険が迫る。 そして、十津川警部は! 世界自然遺産・知床と欲望渦巻く大都会・歌舞伎町を繋ぐのは謎の脅迫状! 十津川警部シリーズ最新作。 |
416 | 十津川警部 捜査行 −阿蘇・やまなみ 殺意の車窓− | のどかな阿蘇のカルデラの中で、なぜ列車は爆破されたのか?
死亡したのは、警視庁捜査一課の刑事だった。 休暇願いを出していたのだが、どうやら迷宮入りの事件を一人で追っていた らしい。 十津川警部と亀井刑事は、ただちに九州に飛んだ。 列車の爆破と、その刑事が追っていた事件との関連を調べるためだ。 その捜査の過程で、意外な事実が浮かび上がってきた!
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
417 | 北の秘密 | 還暦を迎え、人は何を想うのか? 六十歳になった会社社長の小川憲之が失踪した。 会社へ向かう途中、車を東京駅で降り、そのまま姿を消したのだ。 社の業績も順調で、家庭にも問題は見あたらなかった。 何の連絡も取れないまま十日間が過ぎたある日、東京赤坂のホテルで、男が 絞殺された。 被害者は、失踪している小川と同い年で学生時代からの親友であった。 そして彼の周辺にもトラブルは見つからない・・・・・・。 殺人事件の犯人を追う十津川警部。 小川の行方を探す私立探偵の橋本豊。 東京−八戸−青森−洞爺湖。 ふたつの捜査行が交わったとき衝撃の真実が!
中央公論新社 C★NOVELS |
418 | 十津川警部 愛憎の街 東京 | 警視庁捜査一課の十津川警部は帰宅途中、女性が猫を轢き逃げするのを 目撃した。 翌日、テレビに出演していた猫好きで有名なデザイナー・林田ひろ子が昨夜の 女性であることを知る。 そこに多摩川で死体発見の報せが。 被害者は銀座のクラブママ・玉木みどり。 十津川と亀井は、みどりのスポンサーである不動産会社社長・石黒に事情を 聞くが、石黒にはアリバイがあった。 だが、捜査が進むうち、ひろ子もまた石黒と関係があったことが判明し・・・・・・ (「夜が殺意を運ぶ」)。 東京を舞台にした十津川班の活躍を描く五篇を収録。
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
419 | 十津川警部 捜査行 −恋と哀しみの北の大地− | 深い雪に埋もれた憎悪が過去からよみがえってくる!
新婚一年目の刑事夫婦が、招待旅行で北海道を訪れた。 しかし、宿泊先のホテルに、次々にメッセージが届けられた。 もともと十津川警部が行く予定のホテルだった。 あるいは十津川警部に対して恨みを抱いている人間からのメッセージ かも知れない。 十津川警部の前に、過去の事件が亡霊のように浮かび上がってくる!
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
420 | 十津川警部 二つの「金印」の謎 | 首のない他殺体が東京で発見、直後、京都、福岡でも同様の事件が起こった。 現場には「正義之国王」という署名と、国宝「金印」の朱印の押された 死刑宣告文が遺されていた。 凄惨な連続殺人と「金印」につながりは? 捜査に乗り出した十津川は、三つめの朱印が史書にしか記されていない 女王卑弥呼の「もう一つの金印」であることを知る。 本物か? 古代史学界が騒然となる中、実物を発見したと主張する謎の団体 「アドベンチャー・ジャパン」が、幹部の一人を連続殺人の犯人として告発した ・・・・・・。
祥伝社 ノン・ノベル |
421 | 歪んだ顔 | カバーに記載なし
双葉社 フタバ・ノベルス
狂言自殺をほのめかしていたホステスが毒殺された。 その後、現場となった部屋で睡眠薬自殺をはかった少年が、一命をとりとめ ホステス殺害を自供した。 その自白に疑念を抱いた梶原巡査は、再捜査に着手するが・・・!? |
422 | 十津川警部 金沢・絢爛たる殺人 | 都内のビル屋上で加賀宝生流に係わる男が能面姿のまま殺された。 殺害前の男の舞いを見た異国の大統領には学生時代に金沢滞在経験が あるという。 事件解決の鍵が金沢にあると考えた十津川警部は現地へ向かうが、 そこで大統領が昔愛した女性の失踪を知る。 さらには大統領の不審な行動が明らかに。 限りなく広がる事件の闇に迫る十津川だが、彼の前に思わぬ難敵が!!
講談社 講談社ノベルス |
423 | 上野駅13番線ホーム | 希望と絶望が交錯する、夜行列車のホーム。 疑惑、そして哀愁を乗せて、列車は北へ向かう!
北海道から、成功を夢みて上京した青年・本田剛。 だが、職を失い、絶望のなか母の見舞いのため、北斗星が発車する 上野駅に向かった。 そこで同郷の成功者・小池と出会った本田は、はずみで彼を殺害してしまう! 小池の持つ「カシオペア」の切符を手に入れ、「カシオペア」に乗り込むが、 客室には、謎の女性が乗り込んでいた。 数日後、東京に戻った本田の目の前で、見知らぬ女性が刺殺された! 場所は上野駅13番線ホーム・・・・・・! 夜行列車が行き交う上野駅での殺人事件に、十津川警部の名推理は!? 哀愁と旅情を味わう傑作長編推理!
光文社 カッパ・ノベルス |
424 | 十津川警部 捜査行 −愛と哀しみのみちのく特急− | 東京・岡山・仙台を結ぶ殺意のトラベル・ライン!
事件の発端は、東京駅に着いた岡山発の「ひかり98号」の車内で、財布の 忘れ物が発見されたことだった。 その持ち主が殺害されたことから、十津川班の出動となった。 刑事たちの捜査が進む中で、阿武隈川で事件に関係のある女性の死体が 発見された。 同一犯の犯行なのか? 十津川警部は直ちに仙台に飛んだ!
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
425 | 能登・キリコの唄 | 白昼の東京で銀行強盗が発生した。 しかし、現場にいた青年の活躍により、強盗団は現行犯で逮捕される。 勇敢な行動により英雄としてマスコミに取り上げられたその人物は、 栗原太郎という無職の若者だった。 しかし、取り調べが始まると、強盗たちは口を揃えて「彼も共犯だった」と 証言し始め、栗原自身も姿を消してしまう。 事件を担当する十津川警部が、栗原の素性を探っていくと、親に捨てられ 福祉施設で育てられた過去が判明する。 彼が拾われたときに入れられていた段ボール箱には、ある文字が記されて いたという。 その文字を手掛かりに能登に向かった十津川は、予期せぬ事態に巻き込まれ、 捜査は難航を極めていく・・・・・・。 キリコ祭りの能登を舞台にした、傑作長編トラベル・ミステリ。
角川書店 カドカワ・エンタテインメント |
426 | 門司・下関 逃亡海峡 | S大学の講師・篠塚昭夫は、韓国人の留学生アン・ミカとの浮気を妻の 恵子に知られてしまった。 無理心中を図ろうと部屋に火を放った恵子は焼死。 解剖の結果、睡眠薬が検出され、警視庁捜査一課の十津川警部は 恵子の死因に疑問を抱く。 事情聴取を受けた篠塚は、自分が疑われていることを知り、ミカと一緒に 韓国への逃亡を計画する。 葬儀の途中で姿を消した篠塚と、東京駅で合流したミカの行方を追う十津川班。 だが二人が乗ったはずの新幹線には姿がなかった。 神戸からフェリーで門司へ向かったのだ。 シリーズ最新作。
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
427 | 会津・友の墓標 | カバーに記載なし
双葉社 フタバ・ノベルス
早春の荒川河川敷に放置されていた車のトランクから十津川の友人・ 佐伯隆太の遺体が発見された。 捜査に着手した十津川警部は亀井刑事とともに会津若松に向かった。 |
428 | 十津川警部 鳴門の愛と死 | アリバイの真偽を洗え!
十津川警部宛てに、ある作家から一冊の本が送られてくる。 一年前に女優である妻を殺したのは、夫のカメラマンだと告発するもの。 夫には事件当日アリバイがあり、十津川は容疑者から外した。 しかし、四国八十八カ所巡りで出会った女性お遍路のアリバイ証言者は現在、 行方不明。 しかも事件後、夫が車ではねて死なせた女性は証言者の友人で、一緒に 巡礼に行っていた。 口封じか? 十津川の確信は揺らぐ!?
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
429 | 天草四郎の犯罪 | 新宿でアベックから現金を奪い逃走する2人組。 その前に一人の男が現れ、杖一本で強盗犯を打ち伏せてしまう。 天草四郎と名乗った男は、ひと月後にも4人組の宝石強盗を杖一本で撃退する! この武勇伝により、天草四郎は一躍国民的英雄となった。 さらに凶悪犯退治は続き人気は沸騰するが、一切自分の身許を語らない 天草四郎に、十津川の友人で新聞記者の田島が疑惑の目を向ける・・・・・・。 「正義の味方」の正体に十津川は迫れるのか?
中央公論新社 C★NOVELS |
430 | 奇祭の果て 鍋かむり祭の殺人 | 人気女優の吉川香里が六本木のホテルの一室で殺された。 死体の顔の部分には鉄製の鍋がかぶせられていた。 それに次いでクラブのママ・石黒和子が殺され、彼女の顔には今度は 紙製の釜がかぶせられていた。 さらには結婚式を翌日に控えた浅野由香里が深夜、多摩川べりで殺され、 現場には奇妙な和歌が書かれた紙が残されていた。 ここに至って十津川は、米原市の筑摩神社で行われる「鍋冠祭り」が この事件と何らかの関連があると、現地に赴く。 やがて見えてきた犯人の恐るべき殺人の動機とは!?
文藝春秋 (新書判) |
431 | 十津川警部 四国お遍路殺人ゲーム | 東京深大寺。 テレビ番組のディレクター井上美奈子が、お遍路姿の絞殺体で発見された。 美奈子の企画したお遍路の速さを競う“お遍路ゲーム”収録目前の出来事で、 番組制作には反対の動きもあったという。 翌日、捜査本部に「四国八十八カ所巡りで、人が死ぬ」という内容の電話が入る。 予告電話に警戒の必要を感じた十津川警部は、徳島へ。 お遍路姿に変装し番組収録を見守るなか、お遍路さんが射殺され、事件は 意想外の方向へ・・・・・・。 東京から四国お遍路みちを巡る難事件に挑む十津川警部の名推理!
集英社 (新書判) |
432 | 阿蘇・長崎 「ねずみ」を探せ | カバーなし、帯に記載
新潮社 (新書判)
東京のテレビ局で、旅行ライターが殺された。 容疑者は、阿蘇の山麓で第二の人生を過ごす自動車会社の元部長。 十津川と亀井は、阿蘇の雄大なカルデラを走るトロッコ列車に乗り、容疑者宅を 目指す。 もぬけの空の家に放置されていた1台のパソコン。 その画面に現れたのは、過去の殺人を示唆する小説とも告白ともつかない 文章だった。 過去と現在、もつれあう事件に、十津川警部の推理が冴える! 十津川警部シリーズ最新作。 |
433 | びわ湖環状線に死す | 遺品に潜むのは、殺意なのか? 十津川警部が挑むのは、人の悲しき業なのか?
東京にある「希望の館」は、身寄りのない重病の患者などを収容していた。 その一人、森本久司が死亡した。 職員の柴田は遺品の中に、近江商人に関するものを見つけ、遺族を探しに 滋賀県に出向く。 だが、手がかりはなく、逆に柴田に警告の電話がかかる。 一方、「希望の館」では森本と同室だった青木が殺害される。 そんななか、森本の娘に関する情報が入り、指定された「びわ湖環状線」の 車内に乗り込んだ柴田が目にしたのは、女性の死体だった! 遺品に隠された謎とは? びわ湖の闇を十津川警部が追いつめる!
光文社 カッパ・ノベルス |
434 | 十津川班捜査行 湘南情死行 | 警視庁捜査一課の西本刑事は、湘南でのデートの最中、クルーザーの 爆発を目撃。 乗船していた青年実業家・宮川拓也と愛人の美人タレント・矢野明日香が 死亡した。 事故か、事件か? 捜査を始めた西本に明日香ファンを名乗る男から他殺を示唆する手紙が届く。 しかし、宮川が爆弾を入手した事実が判明、神奈川県警は心中事件との 見方を固めた。 ただ、西本の恋人・恵だけは事件の不自然な点に気づいていた・・・・・・。 十津川警部をはじめ、北条早苗、亀井、日下といったお馴染みの刑事たちが 難事件に挑む傑作短編集!
祥伝社 ノン・ノベル |
435 | 十津川警部 捜査行 −愛と幻影の谷川特急− | 容疑者が死体で発見された! 自殺か他殺か・・・・・・。 深まる謎に捜査陣は?
小説雑誌の編集部に、人気作家からの原稿がファックスで送られてきた。 しかし、奇妙なことに、作家はそんな小説は書いていないという。 そしてその数日後、作家は死体となって発見された。 さらに小説の内容と酷似した事件が実際に起きていたことが判明した。 謎はいっそう深まっていく・・・・・・。
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
436 | 十津川警部 アキバ戦争 | 「おかえりなさいませ、ご主人様」秋葉原のメイド喫茶を訪れた日本画家・ 衣川円明は、亡くなった娘・あすかによく似たメイドと出会う。 彼女の名前は県明日香。 名前まで一緒だ。 「故郷の山形に帰る前に、自分をモデルにしてほしい」という明日香の頼みに、 日本画の最高峰と称されながら個展を開くことも絵を売ることもほとんど なかった孤高の画家は、娘のかわりに彼女の夢をかなえようと、一流ブランドで 服を買い与え、高級ホテルで父娘の生活を楽しんだ。 だが翌日「娘の明日香を誘拐した」という電話が。 身代金は一億円! 十津川警部シリーズ最新刊、書下しで登場!
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
437 | 近鉄特急 伊勢志摩ライナーの罠 | 熟年雑誌の読者モデルをつとめる鈴木夫妻が失踪した。 楽しみにしていたお伊勢参りの旅に出かける当日、乗車予定の「のぞみ」に 姿を見せなかったのだ。 それどころか、二人の名を騙り旅行を続ける不審な中年カップルが出現。 夫妻に何が起こったのか? 捜索願が出されるが、直後、隅田川に他殺体が浮かぶ。 遺体は伊勢路に現われたカップルの女性と判明。 捜査に乗り出した十津川は、鈴木家で厳重に保管された円空仏を発見する。 木彫りの仏像と事件に関わりはあるのか? 謎を追って、十津川は伊勢志摩に向かうが・・・・・・。
祥伝社 ノン・ノベル |
438 | 十津川警部 裏切りの街 東京 | 十津川警部の妻・直子が尿管結石で病院に運ばれた。 痛みがなくなると、持ち前の好奇心が頭をもたげた直子は、病院の中を 探検することにした。 立入禁止の札がかかったガラスドアの向こうに、五〇〇と書かれた病室を 見つけるが、案内図には載っておらず、入院患者や看護婦に聞いても 答えはさまざま。 どうやら院長が使っている部屋らしいのだが。 再度五〇〇号室を訪ねた直子の耳に、部屋の中からけもののような 唸り声が聞こえ・・・・・・。 「特別室の秘密」他、警視庁捜査一課・十津川班の刑事たちの活躍を描く 傑作推理集。
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
439 | 十津川警部 トリアージ 生死を分けた石見銀山 | 刑務所内で囁かれる石見銀山爆破計画。 死刑囚から噂を聞いた十津川警部は信じられずにいたが、この囚人が 起こした事件の被害者が銀山近くにいると判明。 しかもこの男は十津川が事件現場で下した治療順位判断が原因で、足を 切断していた。 因縁を感じ捜査を始めたところ、十津川に十億円を要求する爆破予告犯 からの脅迫が!? 世界遺産爆破阻止へ、名警部の戦いが始まる!
講談社 講談社ノベルス |
440 | 十津川警部 捜査行 −愛と殺意の伊豆踊り子ライン− | 被害者の女性たちは全員、パジャマやバスローブ姿だった・・・・・・。
事件の発端は、渋谷のマンションで発見された女性の死体だった。 バスローブ姿で、死因は絞殺だった。 顔見知りの犯行ということで捜査が始まったが、同一犯の犯行とみられる 新たな事件が発生し、捜査は行き詰まりを見せた。 そして捜査陣をあざ笑うかのように、捜査の秘密が雑誌にすっぱ抜かれた!
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
441 | 殺人者は西に向かう | 小堺信介は、仲間5人と遺品整理会社、ISKを立ち上げた。 身寄りのない老人が亡くなった際、有料で遺品を回収する会社だ。 最初の依頼が無事に片付いた翌朝、倉庫代わりのアパートで従業員の 井上が死体となって発見された。 この事件を担当する十津川警部が、遺品の主である亡くなった老人・ 三枝修一郎の身元を洗い始めると、三枝の知り合いが岡山で殺されていた ことがわかる。 急遽、岡山に飛ぶ十津川。 そこで彼を待ち受けていたのは、第3の殺人事件だった・・・・・・。 十津川警部は、殺人の連鎖を止められるのか!? 事件の裏に存在する、時代を超えた因縁とは? 時間と場所が交錯する、傑作長篇ミステリ!
角川書店 カドカワ・エンタテインメント |
442 | 東京上空500メートルの罠 | カバーに記載なし
双葉社 フタバ・ノベルス
桶川運航基地から招待客七名を乗船させ東京遊覧に飛び立った世界最大の 飛行船ツェッペリンNT号がハイジャックされた。 犯人からのたびかさなる要求に応じて事件は解決したかに思えたが・・・・・・。 初の犯罪に十津川警部が挑む!! |
443 | 伊勢路殺人事件 | 犬がお伊勢参り!? 警視庁捜査一課の十津川警部は、妻の直子から話を聞いて驚いた。 直子が参加している「東京ゴールデンレトリーバーの会」会長の小原が、 愛犬・茶々を単独で東京から伊勢神宮まで参拝させようというのだ。 茶々が出発した翌日、自由が丘で男性の刺殺体が発見された。 ポケットにはBB弾の入ったガスガンが。 現場近くの路上で、首に札をぶら下げたゴールデンレトリーバーが目撃 されていた。 被害者の木村豊は、ある大物の下で働いていて、近く大金を手にすると 友人に話していたという。 シリーズ最新作!
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
444 | 宮島・伝説の愛と死 | カバーなし、裏表紙に記載
新潮社 (新書判)
ガンで余命三ヵ月と宣告された一乗寺多恵子が殺された。 十津川警部は、彼女が最後の旅を計画していた、世界遺産の地・宮島に向う。 厳島神社の大鳥居をくぐる参拝遊覧船で起こった転落事故が、二十一年前の 記憶を呼び起こしたとき、事件は意外な展開を見せる |
445 | 伊豆急「リゾート21」の証人 | 一風変わった証人・・・
資産家の女性が自宅で殺された。 第一の容疑者は年下の夫。 長身で美男の夫は、過去にも年上の妻が不審な交通事故で死んだために、 10億円の遺産を相続していた。 警視庁捜査一課の十津川警部は夫を犯人と確信する。 しかし、逮捕後、夫は殺害の時刻に伊豆急の「リゾート21」に乗車していたことが 判明。 しかも、そのアリバイというのは・・・!? そして、追い詰められた十津川は・・・!!
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
446 | 妖異川中島 | 鎬を削るライバル企業の越後実業と甲州商事。 上杉謙信と武田信玄を信奉し、「越後の龍」「甲州の虎」と呼ばれている 両社の社長は、互いに後継者問題を抱えていた。 そんな折、両社のキーマンの怪死事件が起きる。 なんと一人は直江兼続の鎧の中で殺されていた。 互いにライバル会社による凶行だと訴えるが・・・・・・。 十津川警部は事件解決の鍵を探るべく戦国時代の歴史を紐解き、そこに 思わぬ因縁を見つける。
文藝春秋 (新書判) |
447 | 吉備 古代の呪い | 岡山県総社市に住むアマチュア郷土史家・吉野文彦が、東京のホテルで 服毒死した。 吉野は〈桃太郎・温羅伝説〉を大胆に解釈した小説「吉備 古代の呪い」を 地元紙に連載し、好評を博していた。 上京の目的は、招待された日本古代史研究会のパーティーに出席する ためだったが、会の代表である佐伯賢生は吉野に会ったことも、招待状を 出したこともないという。 そしてここ数年、佐伯のニセ者が全国に出没しているようであった。 岡山に向かった十津川警部は、「吉備 古代の呪い」をめぐり、吉野と 吉野が所属する吉備古代史研究会の実力者との間に確執があったことを 知る・・・・・・。 古代ロマンが生んだ現代の殺人事件の真相は?
中央公論新社 C★NOVELS |
448 | 悲運の皇子と若き天才の死 | 編集者の長谷見明は、実家が営む料亭の屋根裏で、天才画家と呼ばれ、 沖縄で戦死した祖父の絵を発見。 描かれていたのは飛鳥時代に殺された有間皇子であった。 奇妙な召集命令を受けた祖父が、その絵に込めた思いとは? 明が、雑誌企画「私たちの戦争」の取材をはじめた矢先、殺人事件が発生! 十津川警部の捜査が始まる!!
大化の改新、太平洋戦争、そして現在―― 三つの時代の、三つの殺人。 歴史の闇を描く西村京太郎の傑作誕生!
講談社 講談社ノベルス |
449 | 十津川警部 修善寺わが愛と死 | 十文字多恵子32歳が、自宅で絞殺された。 老舗の六国デパートの元副社長秘書だった、というには分不相応の豪華な マンション暮らしに、十津川警部は不審を抱く。 さらに、多恵子が『修善寺わが愛と死』という原稿を残していたことを知る。 その小説は、鎌倉幕府三代の興亡にことよせて、六国デパートの内紛を 描いていると思われた。 六国デパートを探り始めると社長が次々と交代しており・・・・・・。 老舗デパートのお家騒動が巻き起こす、連続殺人の惨劇に挑む十津川警部の 名推理!
集英社 (新書判) |
450 | 南紀オーシャンアロー号の謎 | カバーに記載なし
双葉社 フタバ・ノベルス
アメリカの次期駐日大使一家を乗せた特急“オーシャンアロー17号”は、 京都駅を出発した直後にトレインジャックされた。 列車には十津川警部の妻・直子も乗りあわせていた。 犯人一味は高額な身代金を要求してきたが・・・・・・!? |
451 | つばさ111号の殺人 | 山形新幹線「つばさ」で旅立った女性を狙う死のゲーム!
十津川警部が新聞記事で見かけたある男の死。 男は昨年起きた殺人事件で、裁判の証人になった人物だった。 判決の席で、犯人・松本弘志は証人たちを全員殺すと叫び、証言者の一人が 不審な死を遂げたばかりだった。 同じく証人だった黒柳恵美と接触する十津川。 彼女が実家のあるかみのやま温泉へ「つばさ111号」で向かうことを知った 十津川は不安を覚える。 そして恵美が姿を消した――。 証人たちを狙うのは松本と関係のあった人間なのか。 捜査を続ける十津川自身にも魔の手が迫る!
光文社 カッパ・ノベルス |
452 | 十津川警部 捜査行 −東海特急殺しのダイヤ− | 殺害現場は名古屋のホテルだった。 その時、容疑者は飯田線の車中にいた。
被害者は寝巻姿のまま、背後から十カ所以上刺されて殺されていた。 現場の状況から犯人は女性ではないかとも思われた。 捜査の過程で浮かび上がってきたのは二人のOLだった。 しかし、その二人には鉄壁のアリバイがあった。 だが、他に容疑者は見つからない。 十津川警部は、二人のアリバイを崩そうと、執拗な捜査を続けた・・・・・・。
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
453 | 十津川警部 欲望の街 東京 | 警視庁捜査一課のベテラン刑事・長谷川が庁内で拳銃自殺した。 一匹狼で、上層部とも衝突したことがあるという。 遺書には〈恨むなら、Tさんを恨んでくれ〉と書かれていた。 Tという上司は十津川しかいないと長谷川の妻に問い詰められた十津川は 自分を責める。 その様子を見た亀井は、長谷川の自殺の原因を調べるよう、後輩の西本に 内密で指示を出すが・・・・・・。 「十津川警部の苦悩」他、十津川、亀井、警視庁捜査一課の刑事たちが 地元東京で事件解決に奔走する姿を描いた傑作ミステリー集。
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
454 | 中央線に乗っていた男 | 鑑識技官・新見格の趣味は、通勤電車で乗客を観察しスケッチすることだった。 5年間で500人の顔を描き、それが新聞で取り上げられたこともあって、四谷の 画廊でスケッチ展が開催されることになった。 同僚の個展開催のお祝いに駆けつけた十津川警部は、画廊で落ち合った 新見から妙な女性客が訪れたことを聞かされる。 彼女は、新見が今年の冬に描いたスケッチの中年男は、その前年の夏に すでに亡くなっている自分の父親だと主張したという。 十津川が死んでいるはずの男の身元を調べ始めると・・・・・・。 (「中央線に乗っていた男」) ――立ちはだかる数々の難事件。 事件の解明のため、十津川警部は日本列島を縦横無尽に駆け巡る! 単行本未収録作品2編を含む、十津川警部シリーズ最新短編集。
角川書店 カドカワ・エンタテインメント |
455 | 十津川班捜査行 わが愛 知床に消えた女 | 警視庁捜査一課の元刑事で私立探偵の橋本豊のもとに、失踪人の 捜索依頼が舞い込んだ。 行方不明となったのはOLの三浦亜紀。 「ひとりで生活してみたい」という手紙を残していた。 橋本は調査を開始するが、真面目な亜紀には男の影もなく、手がかりが つかめない。 しかし、直前に一千万円の貯金を下ろしていた。 事件に巻き込まれたのか? やがて、携帯電話の交信記録から亜紀が知床にいることが判明。 現地へ飛んだ橋本は、亜紀が事故死したという証言を得る。 不審を抱いた橋本はかつての上司十津川に協力を要請した・・・・・・。
祥伝社 ノン・ノベル |
456 | 十津川警部捜査行 外国人墓地を見て死ね | 警視庁捜査一課の西本刑事は、相談があるという大学の同窓生篠塚美奈に 会うため、横浜の外国人墓地に赴いた。 だがそこで待っていたのは、女性の刺殺体だった。 所持していた免許証から、被害者は篠塚美奈と判明。 しかし、西本の知る美奈ではない。 同姓同名の女性が偶然殺害されたのか? 西本は現場となった墓地を調べ始める。 一方、東京・新橋ではその墓地に眠る女性の親族が殺害され、十津川警部が 出動。 やがて巨額遺産の存在が浮上する。 二つの事件の関係とは? 殺された女の正体は? 十津川の推理が冴える!
祥伝社 ノン・ノベル |
457 | 十津川警部 西伊豆変死事件 | 東京・西新宿のホテルで、中川真由美という女性が刺殺体で発見された。 警視庁の十津川警部が捜査を始めると、彼女は各地を転々と移り住んでいた 事が判明。 さらには彼女が5年前に西伊豆・堂ヶ島で溺死していたという情報がもたらされる。 どちらが偽者なのか? 度重なる転居の理由とは? 奇妙な展開に捜査が難航する中、十津川はある意外な組織の関与を突き止める!
講談社 講談社ノベルス |
458 | 十津川警部 南紀・陽光の下の死者 | 東京池袋署の刑事・伊熊武敏は億万長者未亡人殺人事件捜査で独断専行が 目立ち、上司から非番を命じられ、故郷の南紀白浜へ旅立ったが、途中、 紀勢本線特急「くろしお十九号」車内で、ひょんなことから知り合った 東京中央エレクトリック企画課長・白川健一郎が南紀白浜の美しい浜辺白良浜で 何者かに殺された現場に居合わせる。 この桃源郷のような浜辺を血で汚したのは誰か。 このローカルな事件が急転、伊熊刑事が関わっていた東京の未亡人殺人事件と リンクしてゆく。 美貌の未亡人の名は立花庸子。 死んだ大手企業社長から莫大な遺産を手にした彼女は数々の浮名を流し、 スキャンダルの女王の名をほしいままにする。 群がる男たち。 彼女の過去をたどると、なんと今や廃墟と化した白浜の豪華ホテルの歴史に 行き着く。 事件は広がりを見せ、ついに十津川警部の登場となる。 西村京太郎ミステリーワールドで幾多の作品舞台となった南紀で起きた最新事件の 結末は・・・・・・・・・。
小学館 小学館NOVELS |
459 | 死のスケジュール 天城峠 | マンションのベランダから男が転落して死亡した。 彼の身元を調べると、総理大臣・安達の個人秘書だということが判明する。 マンションには謎めいたスケジュール表が貼られ、不吉な文字――「警戒」 「抗争」「共謀」「ジ・エンド」――が書き込まれていた。 十津川警部が捜査を開始すると、小早川と名乗る男から、安達首相の 暗殺計画が進行しているとの情報がもたらされる。 そして、第2の殺人事件が発生。 被害者はまたも政治家の秘書だった・・・・・・。 捜査を妨害する謎の圧力。 十津川警部は、手掛かりをもとに伊豆・天城峠に向かい、決死の捜査を遂行する! 最新長編ミステリ。
角川書店 カドカワ・エンタテインメント |
460 | 鎌倉江ノ電殺人事件 | 東京・渋谷のマンションで十九歳の大学生が毒殺された。 現場に残されたオモチャの江ノ電に「2」という数字が貼られていたことから、 警視庁捜査一課の十津川と亀井は、第二の殺人が江ノ電に関係すると推理、 鎌倉へ向かう。 翌朝、江ノ電が女性を轢いたとの連絡が入ったが、轢かれる前に女性は 絞殺されていた。 その後、鎌倉駅に放り込まれた女性のハンドバッグから江ノ電のオモチャが 発見されるが、身許を証明する物は残されていなかった。 二つの事件に関係性はあるのか? 十津川警部シリーズ最新作!
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
461 | 岐阜羽島駅25時 | カバーなし、裏表紙に記載
新潮社 (新書判)
東京、横浜で相次いで起こった、高齢の資産家の殺人事件。 岐阜羽島の研究所で、百五十歳までの延命を研究する謎のドクター。 殺人と長寿、相反するふたつが繋がったとき、衝撃の事実が明らかに! 十津川警部が不老不死の謎に挑む、最新トラベルミステリー。 |
462 | 十津川警部 あの日、東海道で | 「死」を結ぶ糸!
日下刑事は大学時代最後の春休みに「青春18きっぷ」を使い、東海道本線を 西に向かう旅に出た。 その出発当日に2件の鉄道人身事故があったことを知る。 5年後、日下が旅行中に立ち寄った静岡県吉原駅近くの喫茶店主が 轢き逃げされて死んだ。 次いで東京で男が刺殺される。 事件を結ぶ糸を感じた日下は、十津川警部にあることを伝える・・・!?
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
463 | 富士急行の女性客 | 何を彼らは隠しているのか? グループ内の愛憎劇!
絶景富士山を眺めながら走る人気列車「フジサン特急」に乗ってきた、年の 差を感じさせるカップル。 終点の河口湖駅で仲良く降りたのを車掌は見たのだが、帰りの列車には 女一人。 消えた五十代の男は、日本各地の不思議な場所を探検する男女五人の サークルに入っていて、青木ヶ原樹海を調べようとしていたらしいのだが──。 食い違う関係者の証言。 十津川警部は真実を見極められるのか?
光文社 カッパ・ノベルス |
464 | 十津川警部 謎と裏切りの東海道 ― 徳川家康を殺した男 | 警備保障会社の社長・松永公生は静岡県出身で、尊敬してやまないのは、 同郷の偉人・徳川家康だった。 その松永社長宛てに家康公顕彰会と名乗る組織から脅迫状が届き、 さらに暴漢に襲われてしまう。 一度目は怪我で済んだが、二度目に襲われたとき、松永は「暴漢」を殺し、 正当防衛を主張する。 しかし、十津川は彼の証言に大きな矛盾があることに気づいた。 事件を捜査するうちに見えてきた松永が隠す「過去の貌」。 そこに事件を解く鍵があったのだ!
文藝春秋 (新書判) |
465 | 十津川警部 長良川心中 | 千三百年の歴史をもつ岐阜・長良川鵜飼いの最中に、観覧屋形船で男女の カップル――エリート会社員とクラブのママが意識不明になった。 二人は強力な睡眠薬を服用し、女は死亡、男は一命を取り留めた。 二週間後、東京台場のホテルで、やはり男女が睡眠薬を飲み、著名な エコノミストが命を落とし、女が助かるという事件があった。 生存した男女はそれぞれ「心中だった」と主張した。 警察はこの「心中事件」に計画的殺人の匂いをかぐが、二件をつなぐ接点・ 動機が見いだせず、当事者の証言を覆す証拠をつかめない。 迷宮入りを覚悟した時、十津川警部が驚愕の推理を披露する!
中央公論新社 C★NOVELS |
466 | 十津川警部 愛と祈りのJR身延線 | 私立探偵・橋本の叔母みさ子は、京都の資産家。 身延山参拝を計画し、旅行会社の早田敬子に付き添われて優雅に出発した。 だが帰京予定日を過ぎても戻らず、不審に思った橋本が旅行会社に 問い合わせると、早田という社員はいなかった。 さらに、早田と関係ある男が刺殺体で発見され・・・・・・。 男が所持していた16枚の名刺を手がかりに、みさ子の失踪と関連があるとみた 十津川警部は身延山へ。 遺族の切ない思いを叶える“ポストマン”の存在を知る。 善意の人々を巧妙に欺く巨悪に挑む十津川警部の名推理!
集英社 (新書判) |
467 | 京都駅0番ホームの危険な乗客たち | カバーに記載なし
角川書店 (四六判)
狙われた豪華寝台特急カシオペア。 十津川警部は、国家を揺るがす陰謀を阻止することができるのか?
「次のスケジュールに従って、誓いの日に、全員集合せよ。 ○京→8001→1239→C→752=03/06」
交通事故で死亡した女性の財布に、不思議な新聞広告の切り抜きが 残されていた。 亡くなった女性の身元を知る警視庁捜査一課の十津川警部は、 このメッセージに隠された、国家を揺るがす陰謀計画を推理する。 一方、京都駅に存在する0番ホームには、新聞広告を目にした残りの メンバーが集結し、すでに恐るべき計画が動き始めていた。
――メッセージの暗号は何を意味するのか? 犯人たちの真の目的は何なのか? 鉄道ダイヤに張り巡らされた緻密な策略。 十津川警部と犯人グループの頭脳戦が始まる。
圧倒的スケールで描く、大傑作タイムリミット・サスペンス!
(帯より転載、尚、赤色表記の「○京」は丸の中に「京」が入る) |
468 | 銚子電鉄 六・四キロの追跡 | カバーに記載なし
双葉社 フタバ・ノベルス
犬吠埼灯台の崖下で私立探偵・本橋哲平の変死体が発見された。 捜査に当たった千葉県警・渡辺警部は、殺害動機を銚子電鉄の取材にきた 岡本亜紀が盗まれたカメラに関係あると考え、同じ銚子電鉄に乗っていた 客のあらいだしに着手した。 しかし、事件は意外な展開を見せ始め、十津川警部が捜査に乗り出した。 |
469 | 隣り合わせの殺意 | マンション横のゴミ置場でゴミ袋を食い破っていた野良猫が、眼の前で 何かをくわえた。 何気なく眼をやった途端、小川久仁子は顔色を変えた。 (人間の指?)月刊誌の記者である夫に相談したが、半信半疑の様子だ。 そこで久仁子は近くの病院を当たるが、指を切り落としたという患者は いなかった。 黒猫のほうを探ってみると、四一〇号室の若い男性がこっそり飼っている という話が・・・・・・。 好奇心旺盛な若い主婦がマンションに潜む悪に迫っていく、単行本未収録 「隣りの犯人」を含む、ベストセラー作家の傑作ミステリー集。
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
470 | 母の国から来た殺人者 | 大臣を乗せた新幹線に届いた恐るべき爆破予告!
「母恋」と書いて、「ぼこい」と読む。 室蘭本線にある小さな駅名だ。 事件の謎を解くカギがそこにある。 北海道に飛んだ十津川警部は、そこで奇妙な事実につきあたる。 犯人と思われる女性と同じ名前の女は、すでに死亡しているというのだ。 謎を抱えたまま帰京した十津川警部を待っていたのは、第2、第3の殺人 事件だった。
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
471 | 十津川警部捜査行 宮古行「快速リアス」殺人事件 | 前科二犯の荒木圭介が盛岡発宮古行「快速リアス」の車中で毒殺された。 直後、東京で起きたクラブママ殺しの容疑者として、十日以上前に検挙された 男が、突然、事件当夜は荒木と飲んでいたと言い出した。 証言者はすでにこの世にいない。 なぜこのタイミングでアリバイを主張したのか? 捜査を開始した十津川警部は、荒木がインターネットで列車を使う怪しげな 仕事を引き受けていたことを知る。 事件の鍵は岩手のローカル線にあるのか。 十津川は、荒木が乗車した十三時五一分発「快速リアス」に乗り込んだ・・・・・・。
祥伝社 ノン・ノベル |
472 | 一億二千万の殺意 | 「君に、内密に、やって貰いたい仕事があるんだよ」三上刑事部長から 呼ばれ、いきなり言われた十津川は面くらった。 羽島国務大臣が何者かに脅迫されているという噂があるらしい。 羽島は内閣の提出した法改正案や総理の発言に反対するという失言を 重ねていた。 噂の真偽を探るため、羽島の故郷・鳥取へ極秘裏に向かった十津川が 掴んだ意外な真実とは? 「十津川警部の孤独な捜査」をはじめ、事故死した子供の死因に疑問を持つ 新聞記者の調査ぶりを描いた単行本未収録作「母親」を含む八篇を収録した 傑作ミステリー集。
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
473 | 生死を分ける転車台 天竜浜名湖鉄道の殺意 | 人気の模型作家・小島英輔が多摩川で刺殺された。 傍らには三年連続でコンテスト優勝を狙う出品作「転車台のある風景」の 燃やされた痕跡が。 十津川警部は独自捜査を開始、ジオラマのモデルとなった転車台のある 天竜二俣駅に飛んだ。 そこでは、二ヵ月前、小島が密かに想いを寄せる女性が突然死していた。 二つの事件には関連が? やがて不審な男の影が浮上するが、正体は掴めない。 事件解決の鍵は燃やされたジオラマにあると考えた十津川は、犯人を あぶり出すため罠を仕掛けた・・・・・・。 十津川の推理が冴える傑作推理!
祥伝社 ノン・ノベル |
474 | 幻想の夏 | 伊豆の別荘で夏の終わりを過ごす僕とあの人。 「あの人」とは父の再婚相手、つまり僕の継母だ。 父の死後、互いにいたわりつつ穏やかに暮らしていた二人の生活を 壊すかのように、一台の赤いスポーツカーが別荘の前に停まった。 車から降りてきたのは亡き父の友人である小説家。 彼が来ると濃くなる「あの人」の化粧、マニキュアで染められた爪を見るたび、 僕の心に何かが湧き起こり・・・・・・。 本年度第45回長谷川伸賞受賞を記念し、表題作をはじめ「大衆文芸」に 掲載された短編の中からセレクトした傑作ミステリー集。
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
475 | 十津川警部 君は、あのSLを見たか | 「空」「水」「アメリカ」「子供」「金」5つの言葉が指し示すSL車内で殺害する・・・・・・ 資産家・藤井清太郎を誘拐した犯人から届いた殺人予告。 人質を助けたければこのSLを探し当ててみろという犯人に十津川警部が挑む! だが残された時間は2日だけ。 極限状態の中、難問を解き明かし殺人阻止なるか? そして身代金を要求せず、頭脳戦を仕掛ける誘拐犯の正体とは?
講談社 講談社ノベルス |
476 | 無縁社会からの脱出 北へ帰る列車 | 多摩川土手近くに立つ長屋の中で、老人の扼殺死体が発見された。 長屋は老朽化が進み取り壊される予定になっていたが、老人―― 阿部光太郎が勝手に住み着いていた。 世間から縁を切った状態で暮らしていた阿部だが、なぜか一千万円以上の 預金を残していた。 それだけの大金を持っているのに、なぜホームレスのような生活を選んだのか? 阿部が生前残していた写真を手がかりに、十津川警部は彼の故郷である 岩手県の廃村を訪れる。 孤独な老人の<無縁死>かと思われた事件だが、予想外の展開を見せ――。 十津川警部シリーズ、最新長編ミステリー!
角川書店 カドカワ・エンタテインメント |
477 | 十津川警部 鹿島臨海鉄道殺人ルート | 古来、“鹿島立ち”という言葉がある。 関東武士が防人として九州へ旅立つ前に鹿島神宮で祈りを捧げたことに由来する。 鹿島神宮は常陸国一の宮で武芸の神、武甕槌神を祀る。 物語は、現職の刑事横井哲が全国剣道大会で優勝、祈願のお礼にと 木刀を鹿島神宮に奉納したことから始まる。 横井は鹿島臨海鉄道に乗り故郷水戸へ出向き、そこで殺人事件に巻き込まれる。 舞台は一転、東京上野公園。 「江戸歴史研究会」の一行に突如襲いかかる羽織袴姿の一人の男。 それも名刀・備前長船による斬殺である。 平成の巷にあらわれた辻斬りともいえる凶行犯の時代錯誤に戸惑う十津川。 犯行後、逃げも隠れもせず現行犯逮捕された男の名は、松平優。 鹿島新当流の使い手という。 犯行の動機の裏に隠された謎に挑む十津川の前に、次から次と明らかになる 日本刀による斬殺事件。 連続人斬り事件である。 更に、驚愕の事実が・・・・・・。 横井刑事と松平は剣道仲間であり、深い親交があったのだ。 十津川の疑念は募る――。
小学館 小学館NOVELS |
478 | 伊良湖岬 プラスワンの犯罪 | 中学の同級生だったカメラマン・野中の遺作展に出かけた十津川。 その顔が一枚の写真の前で険しくなった。 渥美半島・伊良湖岬で撮影されたその写真に、連続狙撃事件の容疑者・ 水沼大輔によく似た男が写っていたのだ。 水沼は元自衛隊員で狙撃手としての訓練を受けており、警視庁捜査一課が 捜査中の二つの狙撃事件で使用された弾丸が、彼の購入したイギリス製 二連銃の線条痕と一致していた。 水沼の足取りを追って伊良湖岬へ向かう十津川と亀井に、第三の狙撃事件の 知らせが。 シリーズ最新作。
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
479 | 新神戸 愛と野望の殺人 | カバーなし、裏表紙に記載
新潮社 (新書判)
新大阪から新神戸に向かう新幹線「こだま」。 そのわずか十五分間に、女性デザイナーの尾西香里が殺された。 さらに、その告別式で、夫の愛人が毒殺される。 十津川警部の捜査で、香里の京都での浮気相手、ファッション界のドン・ 木下正道の存在が浮かび上がる。 しかし彼には、事件当日、姫路にいた完璧なアリバイが・・・・・・。 |
480 | 十津川警部 赤と白のメロディ | 法務大臣の娘が・・・?
時の法務大臣の一人娘が行方不明になった。 十津川警部は、三上刑事部長から内密に彼女を捜すよう命じられた。 なぜなら、首相の政治資金疑惑で東京地検特捜部は秘書を逮捕、 取り調べ中という政治的に微妙なタイミングにあるからだ。 もし、検察の手が首相に及べば、法務大臣は検事総長を罷免する 伝家の宝刀を抜くかもしれない。 捜査の結果、十津川は長野県の飯島町に導かれる!!
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
481 | 十津川警部 京都から愛をこめて | お宝鑑定番組「本物か偽物か」で紹介された「小野篁の予言書」。 そこには今より千二百年後に京都で災いが起こると記されていた。 霊界と現世を自由に行き来できたといわれる、平安時代の人物・小野篁が、 現代に生きる我々へ「戦イ退治セヨ」と呼びかけていたのだ。 この番組を見ていた十津川の元に「予言書」を持ち込んだ人物がやってきた。 彼の口から語られた「予言書」の忌まわしい来歴。 そして番組放映後、京都で次々と奇怪な事件が起きる。 十津川は京都へ赴き、府警と連携しながら事件解決の鍵を見つけ出す。
文藝春秋 (新書判) |
482 | 神戸25メートルの絶望 | ジャパン・トラベルが企画した豪華ツアー「日本の異国」には、6名の 参加者があった。 神戸を中心とした3泊4日の行程だが、2日目の異人館街観光中に一組の 夫婦が姿を消した。 そして、数日後に東京で「処刑」された男女がその夫婦だと判明。 2人は25メートルの円の中心で息絶えていた。 十津川は事件の背景には1995年の阪神淡路大震災があり、他のツアー 参加者――銀行を定年退職した男、IT企業の若き社長、クラブ経営の女と 大学生の娘――の中に犯人がいると睨む。 4人の容疑者、25メートルの謎・・・・・・。 真相に迫った十津川は自らの命を賭して犯人を救うことに!
中央公論新社 C★NOVELS |
483 | 十津川警部 飯田線・愛と死の旋律 | K省官僚の合田仙一が深夜帰宅途中に襲撃され、意識不明の重体に。 妻の智子は、長野県諏訪へ向かい、夫の愛唱歌『琵琶湖周航の歌』の オルゴールを注文。 看病にそのメロディを聴かせ、意識回復の望みをかける。 十津川警部は、合田が太平洋航空機事故の審議委員だったことを知る。 だが、K省関係者から、情報を得られぬまま、事故調査の結論が発表。 折しも、経営不振の太平洋航空に絡む不穏な動きが・・・・・・。 官僚襲撃の裏に、航空機事故隠蔽の陰謀か!? 正義を糾すため、難事件の究明に果敢に挑む十津川警部!
集英社 (新書判) |
484 | 十津川警部 捜査行 −殺意を運ぶリゾート特急− | 連続写真の中の1コマに写っていた女性が、 たった15秒の間に姿を消した!
事件の鍵を握る写真を撮ったカメラマンが、死体で発見された。 奥多摩の渓流の中に沈んでいたのだ。 後頭部に裂傷がある。 溺死ではなく、明らかに殺されたのだ。 十津川班が事件の捜査を担当することになった。 殺されたカメラマンが撮った写真が再び注目された。 彼はこの写真によって殺されたのか? 刑事たちはただちに蔵王に飛んだ。
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
485 | 京都嵐電殺人事件 | 観光都市・京都で発生した殺人事件に十津川警部が挑む!
京都の名所旧蹟を結ぶ路面電車、京福電鉄(嵐電)を愛する団体、嵐電会。 彼らが嵐電を使って三つの寺社を巡り、優れた写真を撮った人に賞金を出す、 というレースが行われた。 ところがレース途中でメンバーの夫婦が殺害された。 いったい誰が、どのようにして、何のために? そしてその翌日、東京でも殺人事件が・・・・・・。
光文社 カッパ・ノベルス |
486 | 特急街道の殺人 | カバーに記載なし
双葉社 フタバ・ノベルス
甲州街道に駐められていた車から、ゲームの神さまと称された武井要の刺殺体が 発見された。 捜査に着手した十津川警部は武井が滞在していた雨晴海岸の生活に着目した。 そんな折、高岡駅傍の路地裏で中年女性が刺殺される事件が発生した。 その被害者と武井とは意外な関連があり、富山県警と合同捜査に乗り出したが!? |
487 | 十津川警部捜査行 カシオペアスイートの客 | 札幌に到着した寝台特急「カシオペア」車内で若い女性の刺殺体が発見された。 現場となったのは展望室タイプの最上級スイート個室。 その部屋の男性客は姿を消していた。 妻との旅行で同じ列車に乗り合わせた警視庁の退職刑事・内山には、 男性客とどこかで会っている記憶があった。 北海道警の捜査に協力した内山は、元上司の十津川警部に連絡。 やがて八ヵ月前に渋谷で起きた資産家殺しとの関係が浮上した。 その事件は容疑者の自殺で決着していたが・・・・・・。 消えた男性客の正体と行方は? 複雑に交錯する謎に十津川が挑む!
祥伝社 ノン・ノベル |
488 | 出雲殺意の一畑電車 | カバーに記載なし
双葉社 フタバ・ノベルス
日本一長い駅名の小さな駅の名誉駅長・田宮始が射殺された。 被害者の胸ポケットから東京で殺害されたノンフィクションライター 五十嵐昭の名刺が発見され、そこには犯行を仄めかすメッセージが書かれていた。 十津川班が島根県警の協力を得て捜査を進めると、被害者に共通の意外な 過去が浮かび上がってきた。 |
489 | 急行アルプス殺人事件 | 坂口刑事は故郷の白馬村から急行「アルプス」で東京に戻る途中、乗用車が 炎上している現場に遭遇し、運転士や車掌と協力して車の運転席から若い女性を 救出する。 ところが、その2日後、女性は肺炎で亡くなってしまう。 そればかりか、女性を救助した車掌と運転士が相次いで命を落とす。 この不吉な出来事の連鎖に不審を抱いた十津川警部は、一連の死を殺人事件と 見て捜査を開始する――。 傑作鉄道ミステリー短編集!
角川書店 角川文庫 |
490 | 十津川警部捜査行 SL「貴婦人号」の犯罪 | インターネットで鉄道模型を販売していた男が殺害された。 目撃証言から鉄道マニア雨宮の犯行とされ、十津川警部は行方を追って 山口へ飛んだ。 雨宮が愛するSL・C57 1型の最終運行日に、JR山口線沿線に現われると 考えたのだ。 だがそこに犯人の姿はなく、線路付近で東京在住の若い女性の他殺体が 発見される。 さらに、その被害者の横には「貴婦人」の愛称を持つC57 1の模型があった。 雨宮の仕業なのか。 そして被害者たちを結ぶものは? 捜査が混迷を深める中、鎌倉、京都でも新たな殺人が・・・・・・。
祥伝社 ノン・ノベル |
491 | 十津川警部 箱根バイパスの罠 | 東京・新宿のホテルで黒沢美佐男という男性が毒殺された。 警視庁の十津川警部の調べで、事件の二ヵ月前に「黒沢美佐男を知って いますか?」という広告が新聞に掲載されていたことが判明。 その後、警察と新聞社には黒沢にまつわる怪文書が次々と届く。 文書の情報に従い、十津川達は箱根に赴くが、犯人像は杳としてつかめない。 被害者の正体は? 怪文書の目的とは? 難航する捜査を打開するため、十津川が仕掛けた究極の罠とは?
講談社 講談社ノベルス |
492 | 東京ミステリー | 江戸川区内の交番に勤務する巡査長・山中浩平のモットーは、地元住民と 仲良くすることだった。 なかでも5人の住民を気にかけている。 その中の一人、ネコと暮らす老人・稲川春子がアパートの大家とトラブルを 起こしたのをきっかけに、山中は5人と共同名義で箱根の別荘を購入することに。 別荘に移ったしばらく後、メンバーの一人が「あじさい電車に乗ってくる」と 出かけたまま行方不明になってしまった。 そこへさらに第2の失踪者が・・・。 東京と箱根にまたがる捜査が開始され、十津川警部は、いよいよ不可解さを 増した事件を追って箱根に向かう!
角川書店 カドカワ・エンタテインメント |
493 | 帰らざる街、小樽よ | 北国の駅のホームに、一発の銃声が響いた・・・・・・。
最初の被害者は、新小樽新聞の東京支局長だった。 捜査を開始した十津川警部は、事件の真相を探るため、小樽におもむいた。 しかし、犯人の手掛かりがつかめぬうちに、次の殺人事件が起きた。 東京の下町の飲み屋に勤める若い女性が殺されたのだ。 彼女もまた、小樽の女と思われた。 二つの殺人事件に繋がりはあるのか? 十津川警部の捜査は続く・・・・・・。
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
494 | 篠ノ井線・姨捨駅 スイッチバックで殺せ | 東京・新宿で走行中のバスが爆破された。 たまたま乗り合せ、軽いけがをおった作家志望の北村悟は、刑事から現金 五百万円と長野県の資料を渡される。 人気作家・田中公正の秘書で、事故で死亡した諸星恵から、田中の代わりに 小説を書いてほしいと託されたというのだ。 同じ犠牲者の中に、田中の担当で喜多村という編集者がいることがわかり、 人違いと知りつつ長野に向かった北村は、姨捨駅で木之内美紀と名のる 女性と出会う。 宿泊先の旅館で元華族令嬢の十条寺華子殺害事件を知らされた北村 だったが・・・・・・。 長篇最新作!
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
495 | 寝台特急「サンライズ出雲」の殺意 | カバーなし、裏表紙に記載
新潮社 (新書判)
出雲へ向けて疾走する寝台特急で、未明に発生した爆破事件。 だが、狙われた男は途中下車し、行方をくらましていた。 その数時間前に起きた銀座のママ殺し、続発する狙撃事件。 しかし狙撃者は追跡を巧みに逃れて、姿を消した・・・・・・。 真の標的は誰なのか? 深まる謎の渦中で、十津川警部が突き止めた犯人の正体と驚愕の動機とは? |
496 | 十津川警部 西武新宿線の死角 | 特急サンダーバードが・・・!?
西武新宿線高田馬場駅のホームで、朝の通勤ラッシュアワーに若い女性が 刺殺された。 周囲の状況から犯人と目され逮捕されたのは、警視庁捜査一課の西本刑事の 友人だった。 被害者は公益法人「交通事故調査会」の職員で、昨秋に起きた北陸本線の 特急サンダーバード脱線転覆事故を調べていた。 十津川警部の捜査と平行して、西本は友人の無罪を信じて独自に動き出した!
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
497 | 十津川警部 陰謀は時を超えて リニア新幹線と世界遺産 | 雑誌「われらの時代」の編集者、若杉誠は、取材で名古屋と世界遺産・ 白川郷を訪れた。 名古屋では新幹線の最先端技術を、白川郷では世界遺産の現状を取材したが、 若杉には別の目的があった。 白川郷に古くから伝わるがんの秘薬を入手すること――。 その薬をめぐって起きた殺人事件は、二〇二七年開業予定のリニア中央新幹線 計画と、見えない糸でつながっていた。 リニア新幹線=日本の「未来」と、世界遺産=守るべき日本の古き良き「過去」が、 十津川警部の中で結びついていく。 トラベル・ミステリーシリーズの最新刊!
文藝春秋 (新書判) |
498 | 赤穂バイパス線の死角 | 人気歌舞伎役者・尾上竜之介が、「忠臣蔵」公演の翌日にTV局女子アナ・ 山本由美とともに服毒死した。 竜之介の遺書もあり、心中として捜査は終了したが、殺人事件だと主張する 所轄署の小西は、有給休暇を取って姿を消してしまう。 そして、小西に同調する雑誌記者・坂井もまた連絡が取れなくなってしまった。 十津川は二人を探すべく、四十七義士を祀る兵庫県の赤穂大石神社へ 向かうが、岡山県日生の港で坂井の溺死体が発見される・・・・・・。 「役者」だからこそ起きた悲劇の真相は?
中央公論新社 C★NOVELS |
499 | 十津川警部 秩父SL・三月二十七日の証言 | 消費者金融の元社長で資産家の秋山夫妻が殺害された。 十津川警部は、秋山に恨みを抱いていたという漫画家の戸川を逮捕する。 だが、事件当日に人気の秩父SLの車内で戸川を目撃したという旅行作家の エッセイを発見。 戸川の裁判まで20日余り。 否認を続ける戸川の犯行を裏付けるため、十津川警部たちは極秘に再捜査を 始める。 秋山の金庫に残された個人情報が手掛かりになると思われたが・・・・・・。 SL乗車中の犯罪! 鉄壁のアリバイに挑む十津川警部。 秩父鉄道パレオエクスプレスを巡る旅情ミステリー。
集英社 (新書判) |
500 | 特急ワイドビューひだに乗り損ねた男 | 未使用の切符を持った男の白骨死体が! 美しき観光都市に何が起こったのか?
東京・三鷹で白骨死体が発見された。 死体のポケットには、未使用の「ワイドビューひだ13号」名古屋発高山行きの 切符が。 十津川警部は高山へ行き、7年前に町から消えた男の噂を聞く。 男は市議会副議長の秘書をしていたが、その妻と駆け落ちしたのだという。 慎重かつ大胆に捜査を進める十津川警部が掴んだ新事実とは? トラベル・ミステリーの第一人者が描く、極上のエンタメ・ミステリー!
光文社 カッパ・ノベルス |
501 | 十津川警部 捜査行 −東海道殺人エクスプレス− | 若い恋人たちのデートの後に、悲劇が待っていた・・・・・・。
東京湾にそそぐ運河に面した無人駅で、二人は潮風に吹かれながらデートを 楽しんでいた。 しかし、その数日後、彼女が絞殺死体で発見された。 だが彼女には殺されるような事情はなにもなかった。 捜査に乗り出した十津川班の刑事は、別の事件との関連に目をつけた。 その事件とは・・・・・・。
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
502 | 十津川警部 さらば越前海岸 | 東尋坊や越前岬、そして永平寺など、福井県は、自然と文化の名勝を 兼ね備えた地である。 4月初め、芦原温泉の老舗旅館に投宿した一人の男がいた。 男の名は早川啓介。 人型ロボットの研究開発では最先端をゆく昭和精密機械の社員であり、 完成間近の新型ロボットの開発チームのリーダーでもあった。 その早川が、越前の海に水死体で浮かんだ。 宿の部屋には「ダメだ、ダメだ」と書いた手紙を残していた。 地元の警察はそれを遺書とみて自殺と断定する。 息子の死を自殺だとは信じられない父親の早川雄介は、独自に調べ始めた。 相前後して、新型ロボットのデザインを請け負っていたデザイン工房ジャパンの 北川愛の飛び降り死体が、浅草で発見される。 こちらにも遺書めいたメモが残されていた。 捜査に乗り出した十津川チームが、聞き込み捜査を重ねるにつれ、 疑問が深まっていく。 十津川の培われた捜査魂が、最先端科学の結晶人型ロボット開発競争の 闇に斬り込む。
小学館 (新書判) |
503 | 殺しはトロッコ列車で | カバーに記載なし
双葉社 フタバ・ノベルス
嵯峨野トロッコ列車観光を楽しんでいた女優の衣川愛理は列車内で奇妙な 脅迫行為に遭い、嵯峨野警察署に届け出た。 数日後、非常勤講師の野中和江が江戸川の土手で殺害される事件が発生。 捜査が難航する中、西伊豆で同様の手口の殺人事件が起きてしまった。 警視庁・京都府警・静岡県警の合同捜査が始まった。 |
504 | 十津川直子の事件簿 | 全国の郵便局をめぐり百円の預金通帳を作る“局メグ”が趣味の金子真由美が 湯河原で殺害された。 直後に姿を消した同居女性に容疑は向けられるが、行方は知れなかった。 一方、十津川警部の妻・直子は事件に注目した。 被害者が死の直前に訪れたのが、友人家族がやっている郵便局だったのだ。 その局では二年前、強盗事件が発生していた。 心配した直子は湯河原を訪ねるが、友人は何かに怯えていた。 殺人は、解決済みの強盗事件と関係が? 十津川顔負けの推理力で難事件に挑む妻・直子の活躍を描いた傑作集!
祥伝社 ノン・ノベル |
505 | 特急「ゆうづる3号」の証言 | 一人旅中の三浦あや子は田沢湖でベンツに乗った実業家・田代に声を かけられる。 気軽に乗せてもらうが、車中で暴行を受けてしまう。 その時、傍の線路を特急「ゆうづる3号」が通過する。 同日、都内で会社社長が絞殺体で発見される。 容疑者として田代の名前が挙がるも、あや子が特急の通過を目撃したことで 田代は殺人事件のアリバイが成立することに。 十津川警部は狡猾な罠を見破ることが出来るか? 傑作鉄道ミステリー短編集!
角川書店 角川文庫 |
506 | 九州新幹線マイナス1 | 警視庁の吉田刑事の留守宅が放火され、焼け跡から女の刺殺体が発見された。 休暇で鹿児島へ向かう最中の事件だった。 捜査を開始した十津川は、女が六本木のホステスであることを掴むが、吉田は 面識がないと言う。 一方、東京への帰路、吉田の愛娘が行方不明に。 “走る密室”状況の九州新幹線車中からどこへ消えたのか? やがて吉田自身の悪評が浮上。 現職刑事への疑惑が深まる中、誘拐犯から電話が・・・・・・。 娘の命を賭けた「ゲーム」とは何か? 東京=九州を結び、十津川を翻弄する頭脳犯が最後に仕掛けた大罠とは?
祥伝社 ノン・ノベル |
507 | 十津川捜査班の「決断」 | 盛岡発宮古行「快速リアス」の車中で、前科二犯の荒木が毒殺された。 インターネットで引き受けた怪しげな仕事の最中でのことだった。 一方、東京のクラブママ殺害容疑で逮捕されていた男が、事件当夜荒木と 会っていたと突然アリバイを主張。 どんな意図が? 二つの事件解決のため同じ列車に乗り込んだ十津川警部が気づいたこととは? (「宮古行「快速リアス」殺人事件」より)
祥伝社 祥伝社文庫 |
508 | 萩・津和野・山口殺人ライン 高杉晋作の幻想 | 十津川警部が逮捕し、刑期を終えて出所した高木晋作。 ビルの屋上から、中西博が転落死した事件にかかわったのだ。 直接手を下してはいないが、脅しているところを目撃されていたという。 裁判中、中西を脅した動機について一切黙秘していた高木。 そして、逮捕時に高木が持っていた手帳には、中西を筆頭に六人の男女の 名前が記されていたのだ。 高木の行方が気になった十津川・・・・・・ そして、山口県・萩の菊ヶ浜、沖縄県・西表島沖の無人島で手帳に記された 人物の死体が発見される!? 十津川警部シリーズ、最新作!
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
509 | 十津川警部 猫と死体はタンゴ鉄道に乗って | 東京・谷中にある「カフェ猫」の主人が子猫とともに焼死体で見つかった。 事件直前にウエイトレスの野中弥生が「大江山 いく野の道の遠ければ まだふみもみず天の橋立」の歌を残して失踪したことが判明。 警視庁・西本刑事は、歌に詠まれた丹後に赴くが、聞き込み相手は一様に 口が重い。 隠された過去に何が? そして東京で新たな殺人が発生! 次なる殺害阻止へ、十津川も丹後へ向かう!!
講談社 講談社ノベルス |
510 | Mの秘密 東京・京都五一三・六キロの間 | 作家の吉田孝之はかつてはベストセラーを連発していたが、最近は目立った ヒットが出ない。 執筆環境を変えようと武蔵野に木造の洋館を購入する。 ところが、売り主の二階堂小枝子は「家の修理はいいが改造はしてはいけない」 という奇妙な条件をつける。 知り合いの新聞記者によると、小枝子の母・八重子は、連合軍占領時代に 吉田茂首相がマッカーサーのもとに送り込んだスパイだったという。 やがて、売買を仲介した不動産会社の社員が殺害され、家で奇妙な日記帳を 発見したことから、大きな事件に巻き込まれてゆく・・・・・・。 捜査に乗り出した十津川警部が掴んだ驚愕の真相とは?
角川書店 カドカワ・エンタテインメント |
511 | 火の国から愛と憎しみをこめて | 東京・田園調布で人気女優の千原玲子が射殺され、自宅にあった百万円が 奪われた。 容疑者として浮上したマネージャーの坂本を追って鹿児島に飛んだ警視庁 十津川班の三田村刑事が、JR日本最南端の駅である指宿枕崎線の 西大山駅で狙撃されたのだ! 九死に一生を得た三田村刑事。 一方、十津川は二十年間玲子のマネージャーを務めた渡辺浩二に会い、 玲子の愛人であるF&Kファンドの九州支店長・原口修一郎の存在を知る。 南九州で原口が推し進める巨大プロジェクトをつきとめた十津川・・・・・・。 シリーズ、最新作!
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
512 | 十津川警部 わが屍に旗を立てよ | 風が殺した――!?
テレビの骨董鑑定番組に女が武田信玄の掛軸を持ち込み、3人の鑑定家の なかで1人だけ500万円の値を付けた。 その戦国史研究家が後日、女が経営する喫茶店「風林火山」を訪ねると、 店内で見知らぬ女が絞殺されていた。 そして壁には「風が殺した」の文字が・・・・・・。 被害者は誰なのか? 掛軸の持ち主はどこへ消えたのか? 手がかりを追って、十津川警部は滋賀県大津市へ飛んだ!!
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
513 | 南紀新宮・徐福伝説の殺人 | カバーなし、裏表紙に記載
新潮社 (新書判)
徐福マニアの社長が殺された。 秦の始皇帝の命を受け、不老長寿の薬を求めて旅立った徐福。 その上陸伝説は、今も日本各地に残る。 現場から消えた大学准教授を追って、十津川警部は徐福ゆかりの南紀新宮へ。 古代の伝説に隠された巨大な秘密とは? 著者デビュー五十周年&十津川警部登場四十周年を飾る最新長編トラベル ミステリー。 |
514 | 消えたなでしこ 十津川警部シリーズ | 女子ワールドカップに優勝し、国民的な人気を得た女子日本代表サッカーチーム。 そのメンバー二十二名が、五輪の直前に誘拐された。 身代金はなんと百億円! 十津川警部は一人誘拐を免れた澤穂希選手に捜査協力を依頼。 プレー同様頭脳明晰な澤選手と十津川の夢の2トップが事件解決に向け 動き出します。 一九七六年の作品『消えた巨人軍』で、新幹線に乗った巨人軍選手が誘拐される 超絶トリックをしかけた著者が、今回も驚天動地の結末に読者を導きます。
文藝春秋 (新書判) |
515 | さらば南紀の海よ | 病床で「白浜の温泉に行きたい」と望んだ母が、入院中に殺された。 ガンで余命一年の母を、誰が何のために・・・・・・。 さらには母の友人が失踪し、無職の息子・雄介も命を狙われるが、一転、 何者かからは白浜には行くなと一千万円を手渡される。 しかし雄介は犯人の手掛かりを求めて白浜へと向かうと、今度は乗車した 特急<くろしお>が爆破されてしまう。 犯人の真意が掴めぬまま雄介を尾行する西本刑事と北条早苗。 警視庁で二人の報告を受ける十津川警部は、ある推理を胸に南紀へ飛んだ!
中央公論新社 C★NOVELS |
516 | 十津川警部 小浜線に椿咲く頃、貴女は死んだ | 十津川警部の妻・直子に、京都K女子大同窓会の招待状が届く。 同期の金井富美が、日本画の賞を受賞したお祝いだという。 直子たちは、“椿の君”と呼ばれた富美をはじめ美女を自認する仲良し5人組で、 美女軍団と称していた。 同窓会直前、美女軍団のひとりで輸入販売会社社長の三原敏子が殺害される。 十津川警部は、同窓生たちから情報を得るため、京都へ。 直子も真相を知るべく友人たちを訪ねるが、また美女軍団メンバーが殺害され ・・・・・・。 椿をめぐる謎を追って、東京、京都、福井を結ぶ推理行に挑む。
集英社 (新書判) |
517 | 古都千年の殺人 | カバーに記載なし
双葉社 フタバ・ノベルス
京人形に仕込まれた爆弾による殺人事件が東京と京都で起きた。 警視庁と京都府警の合同捜査が始まり、十津川警部は人形師・京屋一太郎を 重要参考人として手配した。 しかし、京屋一太郎は来日中のカナダ副首相夫人を誘拐し、名所旧跡の 無差別爆弾の予告と町の景観改善を要求する脅迫状を京都市長に送ってきた。 難事件解決に十津川警部が動き出す。 |
518 | 十津川警部 怪しい証言 | ついに自分にも認知症が出たのか。 彦根城で観光ガイドを務める今泉明子(71)は、不安を抱いた。 男女五人を案内したはずが、女性の一人が行方不明に。 しかし、グループは最初から四人だったと言うのだ。 翌日、明子の前に消えた女性が現われ、あれは悪戯だったと言う。 一週間後、東京月島の冷凍倉庫でその女性の他殺体が発見。 捜査に当たった十津川警部が絞り込んだ容疑者には完璧なアリバイが! 犯人逮捕に必要な明子の記憶は、信頼できるのか?(「一期一会の証言」) 十津川警部の活躍が満喫できる傑作集!
祥伝社 ノン・ノベル |
519 | 私が愛した高山本線 | 連続殺人事件の被害者は探偵事務所の女性探偵とその依頼人だ!
最初に殺されたのは、失踪した姪の行方を捜して欲しいと探偵事務所に依頼して きた建設会社の社長だった。 しかし、その依頼を受けて捜索に当たっていた女性探偵もビルから突き落とされて 殺された。 不可解な連続殺人事件の背後に見え隠れするのは、野望と欲望が渦巻く、 血なまぐさい男たちの戦いの世界だった!
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
520 | 智頭急行のサムライ | 謎に満ちた天才剣士が巻き起こす壮絶な果たし合い!
剣豪・宮本武蔵生誕の地にある智頭急行「宮本武蔵」駅の名誉駅長に任命された 在野の天才剣士・宇都宮秀人は、誰からの挑戦も受けて立つと宣言、実際に次々と 勝ち名前を広めてゆく。 一方、東京・上野では、刀剣商の大杉が殺された。 事件を調べる十津川は、大杉が履歴不明の名刀・備前長船を保有しているのを知る。 天才剣士と謎の名刀にどんな因縁があるのか?
光文社 カッパ・ノベルス |
521 | 十津川警部 哀しみの吾妻線 | 東京台東区の公園で弁護士が射殺された。 担当する詐欺事件の関係者が失踪し、関与が疑われた。 だが、一週間前、静岡県清水で毒殺されたコンビニ経営の夫婦が弁護士の名刺を 所持していたことが判明。 さらに十津川警部は、二週間前に長野で起こった飲食店女性従業員の刺殺事件に 注目した。 三つの犯行はすべて水曜日に行われていたのだ。 しかし、警視庁幹部はそれぞれの事件は無関係と判断。 上司と対立した十津川は窮地に陥る。 迷走する捜査。 やがて、闇社会の大物の名が浮上し、連続殺人の線が見えてきたが・・・・・・!?
祥伝社 ノン・ノベル |
522 | 殺意を乗せて・・・ 西村京太郎旅情ミステリー傑作選 | 著書520作を超え、質・量ともに膨大な西村ワールドを築き上げた氏。 あまたの短篇作品群から、函館・十和田湖・伊豆・京都等人気の観光地を舞台にした 旅情ミステリーの選りすぐりを一冊に新編集。 また、徳島・祖谷渓・与論島を舞台にした、本書が初めての収録となる短篇5作品を あらたに加えたファン待望の傑作集。 (徳間文庫オリジナル)
徳間書店 徳間文庫 |
523 | 十津川警部 長野新幹線の奇妙な犯罪 | 東京、横浜、松江で、資産家を狙った高額身代金目的の誘拐事件が発生! いずれも犯人は身代金を手に入れ、人質は解放された。 警視庁の十津川警部は両県警と連携し、身代金の金額と資産家たちが営む 企業利益との奇妙な共通点に注目。 被害者周辺に群馬県安中市に関わる人物が必ずいると知った十津川らは、 長野新幹線で安中榛名へ向かう! 犯人は同一人物か? 高額身代金の理由は?
講談社 講談社ノベルス |
524 | 刑事の肖像 西村京太郎警察小説傑作選 | 1978年、十津川警部&亀井刑事の活躍を描き大ベストセラーとなった 『寝台特急殺人事件』以来、ミステリー界を牽引してきた西村氏。 しかし氏の膨大なミステリー作品群で活躍する刑事はじつに多彩だ。 ベテラン、新人・・・・・・警察機構の中で悪戦苦闘する警察官や刑事たちの姿を描いた 警察小説傑作選! 「若い愛の終り」は本書が初収録! (徳間文庫オリジナル)
徳間書店 徳間文庫 |
525 | 十津川警部 犯人は京阪宇治線に乗った | 同棲中の谷村有子と葛西信は、売れない役者同士。 ある日有子は、渋谷で自動車免許証を偶然拾った。 それは、今をときめく人気女優新藤美由紀のものだった。 免許証に記された新藤美由紀の本名は、おなじ読みで名前が一字違いの「谷村侑子」。 免停中の有子は、その免許証を使って運転し警察に捕まるが、新藤の計らいで、罪に 問われることもなく済んだ。 さらに、テレビ局の推薦により、有子と葛西の二人に夫婦役で連続テレビドラマ出演 依頼が舞い込み、ロケ地の京都宇治に向かった。 しかし、宇治川の清流沿いに走る京阪宇治線での撮影初日に、有子とドラマスタッフが 失踪し、殺害されてしまったのだ。 誰が、どうして? 舞台は変わって、東京では大物政治家白石幸次郎が爆殺される。 無関係に思われた宇治と東京で起きた連続殺人を結ぶ糸は? 事件は、迷宮のシナリオを演出しようとする犯人の勝利に終わるのか――。 十津川の捜査と推理が導き出した犯人とは!?
小学館 (新書判) |
526 | 哀切の小海線 | 東京の府中刑務所から、一週間後に刑期満了で出所する筈だった受刑者・ 鹿島源太が脱走した。 模範囚である彼は、刑務所長を殴り倒し、実弾の入った拳銃を奪い、行方をくらました。 十津川警部は、東京駅から新幹線で郷里の博多に向かったのではないかと推察し、 逃走経路を追い始める。 そんな折、かつて鹿島と親交のあった情報屋・田所文雄が殺されているのが 発見された。 鹿島の逃走と関係があるのか・・・? 脱走した理由を追い求めて、十津川は鹿島が逮捕されるにいたった7年前の事件を 調べ直してみると、原発用地買収問題にぶちあたり・・・・・・。 高原鉄道を舞台に、愛と哀しみの幕があがる!!
KADOKAWA(発行)、角川書店(編集) (新書判) |
527 | 天国に近い死体 西村京太郎本格ミステリー傑作選 | 1963年にオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビューした西村氏は、作家生活 50周年を迎えた。 この間、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞、日本ミステリー文学大賞等々を受賞し 推理小説界を牽引、大山脈を築き上げた。 本書は、初めて収録される3作品を含め、トリックの妙、本格ミステリーの醍醐味が 堪能できる新編集の傑作選、第3弾である。 (徳間文庫オリジナル)
徳間書店 徳間文庫 |
528 | 北軽井沢に消えた女 嬬恋とキャベツと死体 | 群馬県・嬬恋村の観光商工課特別係に任命された竹田清志と三木あずさは、 キャベツ畑で首だけ出して埋められている女性の死体を発見した。 被害者は、万座温泉に泊まっていた中野由美と判明。 上田幸男と名乗る男と、大きなボストンバッグを持って毎日出かけていたという。 東京・成城にある由美の自宅を捜索すると、本物の中野由美の死体が発見されたのだ !? そして、由美の自宅周辺を往復する怪しいベンツ・・・・・・。 犯人の狙いは何なのか? 猟奇殺人に挑む十津川&亀井! 十津川警部シリーズ最新作!
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
529 | 生死の分水嶺・陸羽東線 | カバーなし、裏表紙に記載
新潮社 (新書判)
陸羽東線の無人駅・堺田。 その駅前で、日本海と太平洋へ川の流れが分かれていく。 分水嶺を目の当たりにするこの地で、若い女の死体が発見された。 事件直前、女は自身の過去を辿るように、鳴子温泉を訪ね歩いていた。 さらに女の同僚にも魔の手が。 彼女たちの過去に何が? 十津川警部が突き止めた、悲しい運命の分岐点とは? |
530 | 十津川警部 東北新幹線「はやぶさ」の客 | 二つの事件の間に何があったのか――!?
東京から新青森へ向かう東北新幹線の「はやぶさ」豪華客席<グランクラス>車中で、 車両の最後尾の座席にいた男が死亡した。 その男は東京・六本木の高級マンションに住む経営コンサルタントで、保守党の有力 代議士・君原清道が射殺された事件の容疑者として十津川がマークしていた人物 だった。 現場に居合わせた専門誌「鉄道の友」の編集者・立花とカメラマン白石由美も巻き 込んだ捜査の行方は――!?
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
531 | 十津川警部 鳴子こけし殺人事件 | IT業界の雄といわれた男が東京丸の内のホテルで刺殺され、現場には名人作の 鳴子こけしが一体残されていた。 やがて事件の数日前に不審死した女性の部屋から、同じ名人のこけしが五体 持ち去られていたことが判明する。 標的はあと四人いるのか!? 果たして、SLやまぐち号を撮影していた女性カメラマンの死体が山口県徳佐駅 近くで発見されると、そこにも鳴子こけしが。 広域連続殺人に東奔西走する十津川警部と亀井刑事。 被害者を結ぶ線と、犯人が鳴子こけしに託した思いとは?
中央公論新社 C★NOVELS |
532 | 十津川警部 三陸鉄道 北の愛傷歌 | 東日本大震災から2年。 近藤の携帯電話に、岩手で行方不明になった婚約者・渚の歌声が突然入る。 それから毎夜、電話がかかるが、話しかけても返事はないので、渚を探すため 岩手県K村へ向かう。 婚約者からの電話は、愛の奇跡だとマスコミに騒がれるようになった頃、K村の 村長が殺される事件が発生。 一方、東京で大西大臣殺害事件を捜査する十津川警部は、殺害現場に残された 指紋から村長殺人との繋がりを見出し、岩手へ飛ぶが・・・・・・。 哀しき愛の奇跡の裏に隠された殺人の謎を追う十津川警部の名推理
集英社 (新書判) |
533 | 十津川警部 捜査行 −北国の愛、北国の死− | 札幌近郊のモーテルで、女性が殺害された。 容疑者は今、恋人といっしょに稚内にいる。
被害者は六本木でブティックを経営している女性だった。 彼女の部屋を捜査していた亀井刑事は、そこで意外なものを発見した。 額縁に入っている写真だった。 そこには被害者の女性と、背の高い若い男が写っていた。 その男の顔に、亀井は見覚えがあった。 この男が犯人なのか?
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
534 | 青森わが愛 | 彼女の名前は岡田麗花。 警視庁捜査一課の日下刑事が通う書道教室の先生である。 当初、日下は刑事であることは明かさずに通っていたが、携帯に十津川警部から 電話が入ったことにより、正体を知られてしまう。 現職の刑事だと分かった瞬間、麗花が示した過剰な反応。 気になった日下は、彼女の過去を調べ始める。 本籍地は青森。 高校を卒業し、上京してから31歳の今日まで、実に8回も引っ越しをしている。 なぜ、こんな頻繁に引っ越しをしているのか――。 興味と行動力を武器に、日下刑事が真実を暴く!(「青森わが愛」) 北から南へ十津川警部が駆け抜ける、トラベル・ミステリー短編集。
KADOKAWA(発行)、角川書店(編集) (新書判) |
535 | 東京―神戸2時間50分 そして誰もいなくなる 十津川警部シリーズ | ◆国民的ヒーロー・十津川警部に危機が? 一九七三年『赤い帆船』にはじまり、四十年以上続く十津川警部シリーズ。 本最新作では、十津川は自らの危険を顧みず、かつての部下を救うため奔走するが、 予想もしなかった犯人が浮上し――。 ◆話題の最新スポットが続々登場! 本書の舞台はリニューアル後の東京駅から、人気観光地の神戸港、有馬温泉、 最後は密室のクルーザーと進む。 徹底した現地取材と資料リサーチに裏打ちされた事件現場は臨場感たっぷり。 ◆前代未聞のクイズ付きミステリー小説 何と小説内にも難問クイズが登場! 鉄道ファンならずとも覚えておきたい東京駅クイズ、洒落た港町・神戸クイズ、 お馴染み忠臣蔵クイズ・・・・・・ あなたは正解できるか?
文藝春秋 (新書判) |
536 | 十津川と三人の男たち | カバーに記載なし
双葉社 フタバ・ノベルス
改造拳銃による殺人事件が発生した。 被害者は羽田自動車工業社長の羽田五郎。 十津川警部が捜査に乗り出すが、その最中、軽井沢で強盗殺人事件が起きる。 十津川警部は長野県警と協力して、お笑いタレント三人組を逮捕したが、取り調べの 中で、意外な黒幕の存在が見えてきた・・・・・・。 |
537 | 十津川警部 悪女 | 人材派遣会社の社長・山際卓郎には殺したい女がいた。 銀座クラブママの結城あやだ。 彼女の人脈と資金面の協力で山際は成功したのだが、それを恩に着せ傲慢な言動が 目立ってきたのだ。 山際は殺害計画を練った。 六本木のあやの自宅に青酸カリ入りワインを置き、自分はアリバイ工作のため東京を 離れるというものだった。 あや死亡の吉報を出張先の大阪で待つ山際。 だが、入った連絡は、あやが若いタレントの愛人を毒殺したというものだった・・・・・・。 意外な展開の結末は?(「だまし合い」)。 十津川が「悪女」に挑む傑作短編集!
祥伝社 ノン・ノベル |
538 | 殺人偏差値70 | 2度の受験に失敗し、浪人生活を送る木村昌彦。 3年目の大学入試の朝、目覚めた彼の目に飛び込んできたのは、8時40分を指す 時計の針だった。 自宅から会場までどんなに急いでも、9時開始の試験に絶対に間に合わない。 あせった木村は「爆破予告」電話を入試会場にかける。 思惑通り開始時刻は遅れ、念願の大学入学を果たすが、その行動に気付いている 者がいて・・・・・・。 「受験地獄」ほか、幻の未文庫化作品を含めた7編を収録。
KADOKAWA(発行)、角川書店(編集) 角川文庫 |
539 | 新・東京駅殺人事件 | 復元された東京駅で起こる幾多の連続事件。 名作『東京駅殺人事件』を超える緊迫の展開!
美しく修復され、観光スポットにもなっている新しい東京駅。 駅に併設され、松本清張も宿泊し『点と線』を執筆したといわれる歴史あるホテル、 東京ステーションホテルも一新された。 ある新人ミステリー作家がそれにあやかり宿泊するが、偶然、女性の不審死を 目撃する。 そして、謎の連続殺人事件が立て続けに東京駅を襲う! 多くの人々が行き交う「駅」を舞台に、十津川警部は名推理を繰り広げる!
光文社 カッパ・ノベルス |
540 | 殺人へのミニ・トリップ | 1号車と7号車にパノラマラウンジカーを備えている、サロンエクスプレス踊り子号。 出版社に勤める古賀は、恋人のめぐみとともに、下田へ行くことになった。 パノラマカーで景色を楽しんでいる時、カメラを忘れたことに気付き、部屋へ取りに 戻る古賀。 個室の扉を開けると、目の前で知らない女性の死体が崩れ落ちた。 公安官に、その女性の恋人と勘違いされてしまったため、車内でめぐみを探したが 見つからず、容疑者として熱海警察署で取り調べを受ける。 一方静岡県警は、十津川警部へ協力を求めると・・・・・・(殺人へのミニ・トリップ)。 十津川警部シリーズ傑作短編集。
KADOKAWA(発行)、角川書店(編集) (新書判) |
541 | 十津川警部 七十年後の殺人 | <島崎修一郎 過チヲ正シテ死亡ス> 十津川は妻・直子と休暇で訪れた野尻湖で、奇妙な文言が刻まれた石碑と遭遇する。 それは、長野県警が今も関心を持つ、五十年前の殺人事件に関連するもの だった。 しかし翌日、何者かが石碑を爆破。 迷宮入りした事件に関係が? 直後、石碑を調べに来た恩師・小田切名誉教授に疑惑を抱くが、忽然と姿を消して しまう。 彼は湖畔の外国人別荘地の会員で、もう一つの名前を持っていた!? サイパンでの戦争秘話、残された捜査メモ、アメリカ大使館の影・・・・・・。 十津川の単独捜査の行方は?
祥伝社 ノン・ノベル |
542 | 沖縄から愛をこめて | 沖縄に関心を抱くフリーカメラマン・木村敦は、沖縄の公共事業に貢献し藍綬褒章を 受章した故・緒方秀郎の記事を見つけ、「陸軍中野学校」出身であることに興味を持つ。 緒方と縁のある慶良間諸島のM島に向かった木村は緒方について取材するが、 住民の口は一様に重い。 だが詳細な調べで、沖縄戦の前に陸軍中野学校の卒業生42名が沖縄に入ったことを 知った。 緒方との関わりは? 時を経て明かされる沖縄戦への大本営の巧妙な意図とは?
講談社 講談社ノベルス |
543 | 十津川警部 南風の中で眠れ | ファミリーレストラン・チェーンの社長・岡崎英明が誘拐された。 理由は、怨恨でも身代金要求でもなかった。 岡崎は、姿を見せぬ誘拐犯から、あるビデオ映像を見せられた。 来日中事故死したアフリカの小国の大統領と、自殺した化粧品メーカーの女性社長の 映像であった。 いずれも、自分たちが請け負った殺人である、と犯人は告げる。 そして岡崎に、相応の請け負い料を払えば、敵対する人物を消してみせると持ち かける。 ほどなく岡崎の経営する会社の不正経理を追求、告発しようとしていた検事とその 部下が事故死した。 まさに岡崎の敵であった。 その後、大病院の院長の自殺、政権党幹事長との関係が噂される有名女優の 毒物死が連続して起きる。 事故死した白石検事が岡崎の不正を追及していたことを藤田検事から聞いた十津川。 一見、無関係に見えるこれらの死亡事件に潜む関連性に、十津川は着目した。 はたして、その共通性とは・・・・・・。 十津川警部シリーズ最新作。
小学館 (新書判) |
544 | 十津川警部 捜査行 −日本縦断殺意の軌跡− | 新人女性演歌歌手の殺害事件が、音楽業界の暗部を暴き出す!
歌手の名は及川くみ。 「北の駅から」でデビューしたばかりの新人歌手だ。 その日は伊豆のホテルで興行の予定だったのだが、何者かに自宅のマンションで 殺害されていた。 しかし、被害者の服のポケットから、「東京―帯広」間の航空券が発見された。 被害者は興行の仕事があるのに、なぜ北海道に行こうとしたのか。 十津川警部がその謎に迫る!
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
545 | 郷里松島への長き旅路 | フリーライターの森田は、震災後の被災地の記事を書くため、松島を訪れる。 取材中、墓地の中でほかの墓石と離れた場所に1基だけ建つ大きな墓石が目に 留まる。 その墓石は元々彫られていた文字が削られ、小さく「立川家之墓」と刻まれていた。 調べてみると、太平洋戦争中、特攻隊員として戦地へ赴いた青年のものだと分かる。 一方、東京都内で老人の遺体が発見された。 十津川警部は、捜査線上に浮かんできた森田と会う。 やがて被害者と、森田が追う人物が同一人物だと判明し・・・・・・。 世間から身を隠して生きていた元特攻隊員の老人は、何のために殺されたのか。 十津川シリーズ、最新長編!
KADOKAWA(発行)、角川書店(編集) (新書判) |
546 | 北陸新幹線ダブルの日 | 北陸新幹線・上越妙高駅の完成記念式典に参列した十津川警部。 北陸新幹線開業の功労者の一人である吉岡浩一郎の捜査が目的だった。 吉岡は戦時中、陸軍の航空研究所で航空機の開発に携わり、戦後は国鉄に 勤務していたが、十年前東京・青梅の山中で殺されたのだ! 吉岡の生まれ故郷である新潟県柏崎市で聞き込みをしても、吉岡のことを 悪く言う者は皆無だった。 そんな折り、吉岡の孫娘めぐみが、幻の特攻機「キ一一五剣」の写真が 遺品の中にあったと、十津川に託したことから事件は思わぬ展開を・・・・・・!?
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
547 | 暗号名は「金沢」 十津川警部「幻の歴史」に挑む | カバーなし、裏表紙に記載
新潮社 (新書判)
太平洋戦争末期、連合国が発表したポツダム宣言を前に、日本政府中枢は 真っ二つに割れていた。 受諾降伏か徹底抗戦か。 そこに飛び交う謎の暗号名「カナザワ」。 この暗号が解明された時、歴史を一変させ予想外の事態が。 七十年前の戦争と現代を繋ぐ巨大な謀略に、十津川警部が単身挑む。 新機軸の長編歴史トラベルミステリー。 |
548 | 十津川警部 八月十四日夜の殺人 | それは八月十五日ではなかった! 連続殺人の裏にある歴史の真相とは!?
都内ホテルで刺殺された女性は、伊勢神宮の吟行から帰ってきたばかりの俳句の 先生だった。 犯行があったのは八月十四日深夜。 手掛かりもなく、動機も見えない殺人事件に捜査は難航を極める。 しかし、十年前に「八月十五日の殺人」と呼ばれる事件が起きていたとの情報があり、 十津川警部は京都へ向かう。 さらに二十年前にも「八月十五日の殺人」が・・・・・・ 数十年越の連続殺人事件の真相には戦争の影が!?
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
549 | 東京と金沢の間 | 8月15日、元海軍航空隊中尉の小暮義男が扼殺された。 93歳であった。 北陸新幹線が開業する故郷金沢から東京へ出て、一人で暮らしていたのだ。 被害者の戦中・戦後を調べる十津川は、小暮が戦争末期に、「私もすぐ、君たちの後に 続く」と言って特攻隊員を送り出していたこと、さらに、40年前に元陸軍中将の莫大な 遺産を相続し、同時に「特攻とは何だったのか、調べてほしい」と託されていたことを 突き止める。 十津川は、特攻で亡くなった若者たちに思いを馳せ、複雑な心境で殺人事件を追うの だが・・・・・・。
中央公論新社 C★NOVELS |
550 | 十津川警部 特急「しまかぜ」で行く十五歳の伊勢神宮 | 第二次世界大戦中、野々村雅雄は学徒動員で伊勢神宮を守る任務につく。 十五歳で終戦を迎えた後、東京へ転居し、大学で古代史を教えて生きてきた。 遷宮で沸く伊勢へ七十年ぶりに帰郷し、二人の同級生と再会。 一緒に内宮へ参拝した後、空襲で行方不明になったままの同級生・加藤明のことが 話題になる。 野々村は、加藤の最後の姿を語り始めるが・・・・・・。 悲惨な戦争に翻弄された青春の日々を封印して七十年、久しぶりの帰郷が殺人の 惨劇の幕開きに! 難事件に挑む十津川警部の名推理。 長編旅情ミステリー。
集英社 (新書判) |
551 | 消えたトワイライトエクスプレス | JR西日本の社長宛てに脅迫状が届いた。 九月十五日一一時五〇分大阪発の寝台特急トワイライトエクスプレスに爆弾を 仕掛けた。 爆破を回避したければ、金沢駅到着までに現金一億円を列車内に積みこめ。 ただし、金沢までに爆弾を見つけることができたなら爆破はしないという奇妙なもの だった。 犯人は本気なのか、いたずらなのか? 投函場所が東京だったことから、警視庁・十津川警部も捜査に加わることになった。 翌日、トワイライトエクスプレスは何事もなく終着の札幌に到着したのだが・・・・・・。 会心の長篇旅情推理!
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
552 | 「ななつ星」極秘作戦 十津川警部シリーズ | 豪華クルーズ列車の旅でいったい何が起こるのか――
警視庁副総監からの命令で、九州を走る豪華列車「ななつ星」へ乗り込んだ 十津川警部。 乗客を装うため妻・直子と福岡から旅立ったものの、マークすべき人物が誰かも 分からない。 台湾からの旅行客、アメリカ人夫婦、気鋭の歴史学者、外務省の職員・・・・・・ やがて、彼らの目的が日中の歴史の真実を明かすことと知るが、思わぬ妨害工作で 乗客たちが絶体絶命の危機に!
文藝春秋 (新書判) |
553 | 十津川警部 捜査行 −北の欲望 南の殺意− | 被害者は一人暮らしの若い女性だった。 しかし、その部屋にあったものは・・・・・・。
プレハブのアパートの一室が事件の現場だった。 被害者はごく普通のOLに見えた。 しかし、部屋には被害者には似つかわしくない派手なドレスが見つかった。 そして高級なブランデーやウイスキーも。 謎めいた彼女の実像を求めて、刑事たちの捜査が始まった!
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
554 | 浜名湖 愛と歴史 | カメラマンの柳下久美子が代田橋の自宅マンションで何者かに殺害されていた。 被害者は浜名湖にまつわる終戦の日の出来事を取材していた。 その当時の資料を持っているという野中誠太郎の名刺が発見され、十津川と亀井は 野中に会いに浜松に向かった。 そこで、終戦の日に起きたさまざまな出来事や秘話をきき、70年の時をへて明かされる 真実を十津川警部が暴く。
双葉社 フタバ・ノベルス |
555 | 十津川警部 裏切りの駅 | 鉄道ファンに人気の無人駅、信州・姨捨駅を休暇で訪れた警視庁捜査一課の亀井 刑事は、奇妙な服装の男を目撃して驚愕する。 その姿は、東京麹町で起こったミスキャンパス殺人事件の容疑者・中西昭 准教授が アリバイを証明する存在として挙げた男と瓜二つだったのだ。 だが、捜査本部は男の実在を確認できず、中西は既に送検されていた。 男は同一人物で、中西の無罪は証明されるのか? 誤認逮捕の可能性が浮上する中、十津川警部は大々的な男捜しを開始した・・・ (「姨捨駅の証人」)。 「駅」が事件のカギとなる推理短編集!
祥伝社 ノン・ノベル |
556 | 「ななつ星」一〇〇五番目の乗客 | 大人気豪華列車「ななつ星」で起こる奇妙な事件。 誰が? なぜ? 何の目的で? まさにミステリー・トレイン!
母親孝行がしたくて、九州の名所を巡る超人気豪華列車「ななつ星」ツアーに悪知恵を 働かせ紛れ込んだ小悪党・賀谷大三郎。 長崎、宮崎、阿蘇──。 贅沢な列車で母子のんびり九州の旅を楽しむはずだったが、悪事がなぜか某ツアー 参加客にバレていて、脅されてしまう。 しかも乗車していた次期アメリカ駐日大使がツアーから消えた! 十津川警部は真の「悪人」を見つけ出せるのか?
光文社 カッパ・ノベルス |
557 | 十津川警部 絹の遺産と上信電鉄 | 警視庁捜査一課の西本刑事が、群馬県の世界遺産・富岡製糸場で毒殺された。 難事件に共に挑んできた若きエースの死に、十津川警部は凍りついた。 捜査に乗り出すと、犯行当日、西本が行動を共にしていた謎の二人組が浮上。 九ヵ月前には、西本は捜査を休み、富岡を走る上信電鉄の写真を撮影していた。 なぜ列車の写真を撮ったのか? やがて、高校の同窓生・牧野美紀の失踪が判明、十津川は西本の死との関連を疑う。 そんな折、高崎の達磨寺で女性の他殺体が発見され、西本が達磨寺で特別祈祷を していたことが判る・・・。
祥伝社 ノン・ノベル |
558 | エンドレスナイト殺人事件 | 小海線・乙女駅で亀井刑事の姪が射殺された! が、容疑者には札幌のナイトクラブで歌っていたという鉄壁のアリバイが!? (高原鉄道殺人事件)。 山路さんへ、とラジオのリクエスト番組でかけられた、妻殺しを描いた映画の主題歌。 三年前の今日、実際に妻を殺したのだ・・・・・・ (夜の脅迫者)。 人気番組の収録スタジオでプロデューサーが毒殺された。 スタジオにいた全員が犯行可能で、しかも動機もあるのだ。 予想外の結末は? (表題作・本書初収録)。 他、華やかな世界に蠢く愛憎を描いた全六篇のオリジナル傑作集。
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
559 | 内房線の猫たち 異説里見八犬伝 | 「人生を楽しみたければ、電話したまえ」―― 猫田は留置所で出会った小笠原に連絡し、千葉県館山に向かう。 『南総里見八犬伝』の里見家家臣の末裔であると知らされた猫田は、深夜に駐車場を 走るSLを見るが、誰もがそれを否定する。 その謎を解くために鉄道連隊のあった津田沼に赴くと、そこで知り合った小田島も、 路上を走るSLを見たという。 本当にSLは走ったのか? 里見家再興を望む子孫たちと関わりが? そして最後に十津川警部は・・・・・・
講談社 講談社ノベルス |
560 | 十津川警部 捜査行 −車窓に流れる殺意の風景− | 東北で悲惨な列車事故が起きる、その予言の背後に怪しげな人物たちが・・・・・・。
事件の発端は、テレビに出演していた女占師の予言だった。 東北地方のどこかで、列車事故が起きると言うのだ。 さらに週刊誌でも、彼女は事故の予言を続けた。 鉄道会社としては見過ごすわけにはいかない。 鉄道会社の社員は知り合いの十津川警部を訪ねた。 しかし事件が起きていないのだから、警察が動くわけにはいかない。 十津川は部下の刑事にひそかに女占師の周辺を調べさせた。 そこで見えてきた事実は・・・・・・。
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
561 | 房総の列車が停まった日 | 東京郊外の別荘で、爆死した遺体が見付かった。 現場の床には、白線で将棋盤のマス目の一角が作られており、十津川警部らは、 人間詰将棋を模したと推理する。 庭に落ちていた駒を入れる桐箱のフタには「第一の復讐に使用すること」と書かれて いた。 十津川は、この駒を作った駒作りの名人のもとを訪れ、太平洋戦争中に行われていた、 賭け将棋を巡る悲劇を聞く。 2日後、捜査本部に「房総のコイトで二人目を殺す」という内容の手紙が届く。 千葉県警に連絡を取るが、大原の海岸で、のどの奥に銀将の駒を詰まらせた男性の 死体が発見され――。 駒に秘められた70年前の戦争の惨劇を、十津川警部が暴く!
KADOKAWA (新書判) |
562 | 一九四四年の大震災 ― 東海道本線、生死の境 | 浜名湖岸にあるビルが炎上し、男の焼死体が発見された。 男の名は、藤田武。 妻の美里には、何のために武が死んだのか分かっていた。 時代は一気に、太平洋戦争の末期に遡る。 武の祖父徳之助は「フジタ浜名湖地震津波研究所」をつくり、息子の健太郎と研究に 従事していた。 米軍による空襲が勢いを増し敗色濃い戦時下に、政府、軍部が国民に強いたものは 言論統制、報道管制だった。 そんななか、藤田親子は大地震・津波の襲来を予知し、警鐘を鳴らそうとした。 そして、一九四四年十二月七日に、昭和東南海地震が起こる。 これが次の大地震を誘発すると警告する藤田親子を、当局は拘留し弾圧した。 実際に、翌年一月十三日には三河地震が起こったのだが・・・・・・。 しかしながら、徳之助は鉱山に、健太郎は沖縄戦線に送り込まれ、徳之助は 行方不明になった。 戦後、戦争での悪行を暴くために、藤田健太郎と息子の武は、それぞれの時代に 動きはじめたのだった――。
小学館 (新書判) |
563 | 無人駅と殺人と戦争 | 上信電鉄千平駅。 下仁田行き始発電車の運転士がホームで俯せに倒れている老人を発見した。 背中を数カ所刺されており、近くの病院で緊急手術を受けたが、間もなく死亡した。 「ジャッジメント」! 老人が死の直前に残したこの言葉が、謎として残った。 群馬県警の捜査により、老人は、千平駅の構内を毎日ボランティアで清掃していた 小原勝利、海軍兵学校の卒業生と判明した。 しかし、それ以外の情報が掴めず、捜査は暗礁に乗り上げた。 群馬県警は、警視庁の十津川警部に協力を要請するが・・・・・・。 長篇旅情ミステリー。
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
564 | 十津川警部 北陸新幹線殺人事件 | 一番列車で殺人事件が―― 今度はおれが狙われる!?
鉄道雑誌の記者・伊東雅人は北陸新幹線開業日の一番列車を取材するため 徹夜をしてグリーン車の切符を購入する。 しかし、見知らぬ男から話を持ちかけられ、同じ列車のグランクラスの切符と交換する ことに。 当日、取材を終えた伊東に、自分が乗るはずだったグリーン車内で殺人事件が 発生したというニュースが飛び込む。 その後、伊東の周りで不審な事件が続き、十津川警部も捜査に乗り出すが・・・。
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
565 | 神戸電鉄殺人事件 | 神戸の異人館のプールで、若手女優と会社社長の死体が発見された。 横浜にいた女優が、なぜ神戸で殺された? さらに彼女の超高層マンションを訪ねた五人の男女が狙われる。 プノンペンで、東京駅で、神戸電鉄の車内で。 被害者たちを繋ぐ長い線とは? 十津川警部が大胆不敵な連続殺人に挑む! 長編トラベルミステリー最新刊
新潮社 (新書判) |
566 | 鳴門の渦潮を見ていた女 | 警視庁捜査一課の警部・佐々木は、一人娘さくらが病気で余命半年と宣告されたため、 警視庁を退職し二人で旅行に出た。 三年前に妻が病死した時は何もしてやれなかったのだ。 しかし、鳴門の「渦の道」でさくらは何者かに誘拐されてしまう。 そして解放の条件として、射撃大会で優勝したこともあるその腕で、二日以内に 警視総監を射殺せよと命じられる。 どうやら事件の背後には、穏健派の現総監に反旗を翻す「強い国家・強い警察」を 望む者たちの存在があるようだ。 刻々と迫るリミット。 果たして佐々木の選択は!?
中央公論新社 C★NOVELS |
567 | 十津川警部 北陸新幹線「かがやき」の客たち | 細野新司は、金沢の女子大生竹内綾と遠距離恋愛中。 ふたりは、3月14日北陸新幹線開業日に東京から「かがやき」で金沢へいく計画を たてる。 だが、綾は現れず、細野は独りで新幹線に乗車し、彼女のマンションを訪ねるが 留守だった。 彼は手がかりを求め、綾の両親の住む宇奈月温泉へ向かう。 そこへ警察から、江戸川で綾らしい女性の溺死体が発見されたと連絡が入る。 捜査にあたる十津川警部は、細野に疑惑の目を・・・・・・。 東京、金沢を結ぶ連続殺人に挑む推理行。 話題の新幹線を舞台に描く長編旅情ミステリー。
集英社 (新書判) |
568 | 寝台特急に殺意をのせて | 岡山発ひかり九八号が東京駅に到着。 車掌長の安田は、グリーン車の洗面台に大金が入った財布と名刺入れ、高級 腕時計が忘れられているのに気づいた。 翌日、持ち主と思われる田島久一郎の他殺体が発見され、十津川と亀井の捜査が 始まった。 田島の妻・亜木子は田島の女癖の悪さに悩んで自殺していたのだ。 続いて田島の浮気相手と思われる女の他殺体が阿武隈川の河原で発見され、 容疑者が浮上するが、鉄壁のアリバイが・・・・・・。 (「ゆうづる5号殺人事件」)他、寝台特急富士、北斗星等を舞台に描いた傑作短篇 五篇!!
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
569 | 飛鳥Uの身代金 十津川警部シリーズ | 豪華客船「飛鳥U」を狙った大型テロ情報は果たして真実なのか?
乗客の危険を未然に防ぐべく、十津川警部は妻の直子を伴い、日本一周8泊9日の クルーズに乗船した。 本格的料理と多くの娯楽イベント、上品なカジノを楽しむ和やかな空気の中、航海は 順調に進むかに思えたが。 寄港地の函館で、なぜか着岸しない飛鳥U、そして船内で爆発音が―― 重大な異変を感じ、船長に詰め寄った十津川は、驚愕の真実を告げられる。 船内に閉じ込められた乗客の運命はいかに!
文藝春秋 (新書判) |
570 | 高山本線の昼と夜 | 飛騨高山の屋台会館で画家の緒方幸太郎が殺害され、彼の描いた「春の高山祭」と いう大作が盗難にあってしまった。 さらに、東京で美術学校の後輩画家の橋本誠も殺害された。 捜査を任された十津川警部は岐阜県警と合同捜査に乗り出し、緒方幸太郎が毎朝 訪ねた高山駅の謎を突き止める。 捜査を進めるうちに、絵画販売に絡む複雑なからくりと天才画家と呼ばれた人物の 存在があきらかになってきたが・・・・・・!?
双葉社 フタバ・ノベルス |
571 | 飛鳥U SOS | 優雅なクルーズで起こった事件の連鎖。 それは恐るべき殺人と計略の始まりだった――。
旧友に頼まれ、日本一周クルーズ中の豪華客船「飛鳥U」に乗ることになった 十津川警部。 船内に奇妙な事件が多発している、というのだ。 十津川警部が乗り込んだ後は、女性客が落水するという事故が起きたが、無事 船員に救出される。 しかし航海が終わった数日後、その女性が多摩川の河原で殺された。 一体何故? そして新たなクルーズで殺人事件が! 離島に取り残された十津川の捜査が始まる。 超人気シリーズ最新刊!
光文社 カッパ・ノベルス |
572 | 十津川警部 日本周遊殺人事件〈世界遺産編〉 | 青森県不老不死温泉、波打ち際の露天風呂で女性の変死体が発見された。 前夜、その女性に誘われ、露天風呂で戯れていた警視庁刑事・酒井が重要参考人 として連行されたのだ。 酒井は休暇を取り、趣味の温泉めぐりと五能線の旅を楽しんでいたという。 弘前署から連絡を受けた十津川警部は弘前に飛ぶが・・・・・・!? (「死体は潮風に吹かれて」)他、世界遺産の地を駆ける十津川警部と亀井刑事の 活躍を描いたオリジナル作品集。
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
573 | 十津川警部 わが愛する犬吠の海 | 東京Tホテルで殺された男が残した血文字「こいけてつみち」は、被害者の名前だった。 死に際になぜ自分の名を? 十津川は、「小池鉄道」という駅が銚子にあると知り、現地へ急行。 銚子電鉄が駅名愛称命名権を販売、終点外川駅の権利を小池が買っていたことを 掴む。 さらに彼は駅前に事務所を開く一方で、住まいのある京都では広告会社の経営を 続けていた。 小池はなぜ駅の命名権を買い、銚子と京都の二重生活を送っていたのか? やがて一六年前に犬吠埼で起こった悲劇が浮上した時、十津川が哀切の真相に迫る!
祥伝社 ノン・ノベル |
574 | 十津川警部 愛と絶望の台湾新幹線 | 幼少の頃に父母と暮らした台湾へ向かう前日、中華料理店の女将・戸田一子が 殺された。 十津川警部は台湾から一子に届いた台湾新幹線の切符に着目するが、捜査の 進展を待たずに一子の娘・二三子が突如、単身で台湾へ。 事件の鍵は台湾にあると睨んだ十津川警部と亀井刑事も渡航する。 すると入国早々、十津川の携帯に「今すぐ日本に帰れ」という脅迫が。 二三子は何処に? 脅迫者は誰か? 台湾を縦断する十津川たちを次々と試練が襲う!
講談社 講談社ノベルス |
575 | 十津川警部 姨捨駅の証人 | 鉄道ファンに人気の信州・姨捨駅で、休暇中の亀井刑事が奇妙な服装の男を目撃して 驚愕する。 東京・麹町ミスキャンパス殺人事件の容疑者中西がアリバイを証明する存在として 挙げた男と瓜二つだったのだ。 だが、男は見つからず、中西は送検された。 冤罪なのか? 十津川警部は大々的な男捜しを開始するが・・・・・・!? (「姨捨駅の証人」より) 四つの難事件に十津川が挑む傑作推理集。
祥伝社 祥伝社文庫 |
576 | 北海道新幹線殺人事件 | 売れないミステリー作家・三浦に、明日書房の高橋社長から「ベストセラーを 出しませんか」と依頼が来る。 3月26日開業の北海道新幹線を題材にミステリー作品を書き、3月25日までに発売して、 売りだそうと言うのだ。 無謀とも言える依頼だったが、高橋社長の熱心さに折れ、引き受けることに。 本のタイトルはその名も『北海道新幹線殺人事件』。 無事に脱稿し、3月26日当日、東京発の北海道新幹線に乗り込んだが、グリーン車両 内で小説同様の殺人事件が起きてしまう。 さらに、三浦の隣に座っていた女性も、東京の自宅で殺害されており・・・・・・。 小説と現実が混ざった事件に十津川警部が挑む!
KADOKAWA (新書判) |
577 | レールを渡る殺意の風 | 東京駅丸の内側に林立する高層ビル街で、着物姿の老婆の他殺体が発見された。 なかなか身元がわからなかったが、山陰地方在住であることを突き止めた十津川は、 京都駅から急行「丹後3号」で豊岡に向かった。 が、そこで待ち受けていたのは、若い女性の他殺体だったのだ・・・・・・!? (「日本海からの殺意の風」)他、鉄壁のアリバイ崩し等々鉄道推理の醍醐味が存分に 堪能できる、「寝台特急六分間の殺意」 「特急『おき3号』殺人事件」 「カシオペアスイートの客」の四作品を収録。
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
578 | 空と海と陸を結ぶ境港 | 十八歳、小柄、子猫のようにしなやかな肉体と愛らしい顔・・・・・・。 共通する特徴の女性が長崎と東京で殺された。 警視庁は本件を連続殺人事件と断定し、犯人は“子猫コレクター”と呼ばれることに なった。 そんなおり、十津川は鳥取県境港市で“猫娘コンテスト”が開催されることを知り、 境港へ飛んだ。 厳戒態勢を敷くが、猫娘コンテスト優勝者が誘拐されてしまう。 さらに、犯人から「次は鎌倉で、可愛い子猫を誘拐する」との予告電話がかかって きたのだ!? 十津川警部シリーズ最新作!
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
579 | 琴電殺人事件 | 香川県琴平町に現存する日本最古の芝居小屋、金丸座。 年に一度の「こんぴら歌舞伎」に出演する人気役者に執拗な脅迫が。 その予告通り、遂に琴電琴平線の車中で起きた毒殺事件。 東京の会社社長殺しとの関連は? 因習と確執が渦巻く歌舞伎界の謎に、十津川警部が挑む!
新潮社 (新書判) |
580 | 二つの首相暗殺計画 | その殺人事件が、恐るべき陰謀劇の幕開けだった!
被害者は大病院の看護師だった。 遺書もあり、最初は自殺と思われていた。 しかし、その遺書に疑問を抱いた十津川警部は、殺人事件として捜査を始めることを 決意した。 そして捜査陣が行きついた事件の真相は、血なまぐさい政界の権力闘争だった!
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
581 | 札沼線の愛と死 新十津川町を行く | 殺人現場に残された血の十字が十津川を呼ぶ!
十津川警部が住む東京・三鷹で銃殺事件が。 現場の雪の上には、被害者の男が自分の血で書いたと思われる十字のマークが 残されていた。 さらに「殺された男は十津川警部に招待状を届けようとした」という女からの電話が。 被害者は北海道新十津川町の人物と推理した十津川は現地へ飛ぶ。 地元路線の廃線が取りざたされている町内では、魔法使いが出るという噂が広がり、 見物人が押し寄せていたが――。
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
582 | わが愛する土佐くろしお鉄道 | 東京の大学に通う早川ゆきは、同郷の恋人・原田と高知へ帰省する当日、自室で 刺殺され、乗車予定のJR切符は消えていた! 原田に疑いがかかる中、十津川と亀井は高知へ飛び、地元の権力者であるゆきの父・ 秀典に会う。 土佐藩の家老を祖先にもつ秀典は、四国を一周する鉄道網を完成させ新幹線開通の 夢を持つが、土佐くろしお鉄道<ごめん・なはり線>が走る安芸をなぜか嫌悪していた。 一方傷心旅行をする原田の前に謎の女が現れ、4年前には原田の友人が安芸から 失踪していた。 十津川は、南国土佐の鉄道沿線で何を見るのか!?
中央公論新社 C★NOVELS |
583 | 裏切りの中央本線 | 警視庁捜査一課の西本刑事が乗車していた急行アルプスから、刺殺体が発見された。 気になった西本は松本署に協力して、東京に戻ってからも被害者の和多を調べ続ける。 数日後、和多が仕事を依頼していた私立探偵も殺害された。 事件を担当した十津川警部は、すぐに西本を捜査に加えて、事件解決の糸口を探す。 (「裏切りの中央本線」) 郷里に結婚報告をしに行くと言ったきり、姿を消した矢野みどり。 心配した恋人の高見は、彼女の妹と共に行方を追うことに。 二人が入った店のテレビから、鬼怒川で女性の遺体が発見されたというニュースが 流れる。 (「死への旅『奥羽本線』」) 貴重な傑作6編が再登場!
KADOKAWA (新書判) |
584 | 十津川警部 雪とタンチョウと釧網本線 | 小柴敬介は40歳独身の会社員。 毎年2月に釧路へ旅行する。 今年は、人気の『SL冬の湿原号』に乗り、写真撮影に勤しんだ。 だが、借りたレンタカーから女性の死体が発見され、容疑者となる。 7年前に恋人のゆみが釧路で行方不明になった時も、容疑をかけられた過去が あった。 小柴と同級生の十津川警部は、彼の写真を手がかりに捜査を始め、3Dカメラ開発が 事件に絡んでいると情報を・・・・・・。 東京、北海道を結ぶ連続殺人に挑む十津川警部の推理行。 話題のSLが走る釧網本線を舞台に描く長編旅情ミステリー。
集英社 (新書判) |
585 | 現美新幹線殺人事件 十津川警部シリーズ | 殺人事件の現場から失われた絵が現美新幹線の車内に飾られている?
画商の竹田は越後湯沢でスキー中、東京の自宅で妻と娘を何者かに襲われ、 殺される。 殺人事件の現場からは、渡辺久という新進の画家の絵が盗まれており、その絵は いつの間にか、越後湯沢−新潟間で開通したばかりの“走る美術館”、現美新幹線に 展示されていた・・・・・・。 捜査を進めるうち、ニューヨークのやり手の画商が、渡辺のバックについていることが わかり、十津川警部の部下達はニューヨークに飛ぶ。 絵に隠されたもうひとつの過去の秘密とは?
文藝春秋 (新書判) |
586 | 十津川警部 高山本線の秘密 | 女性カメラマン夏川えりは、故郷である飛騨高山へ向かった。 高山から足をのばし、世界遺産の白川郷、さらにその奥の無人の村・R村へたどり着いた。 太平洋戦争末期、従軍看護婦として満州に渡っていた、えりの祖母夏川勝子が一時 帰国し、R村で行方知らずになっていた。 今、改めてこの村のことを調べてみようと思って訪れたのだ。 ところが、えりもR村で姿を消してしまった・・・・・・。 一転、東京三鷹で独居老人浅野真治が殺された。 現場へ駆けつけた十津川は、驚くべき証言を得た。 溯ること七十数年前、浅野の父親である浅野真太郎が唱え、敗色濃い日本軍がとったと される「永久戦争」のことを知ることとなる。 歴史の闇に葬り去られようとしていた悪魔の戦術が、現実によみがえろうとしていたのだ。 そして、その要の地が、夏川勝子やその孫の夏川えりがたどったR村だったのだ。 十津川警部は、二つの事件の背後にうごめく「戦争の亡霊」の行方を追い始めた。
小学館 (新書判) |
587 | 仙石線殺人事件 | 青梅の精神科病院で殺人未遂事件が発生した。 被害者は入院患者の千石典子。 容疑者として浮上した男性が、松島海岸で遺体で発見された。 殺人事件の捜査を進めていくと、東日本大震災で沈没し、海底から引き揚げられた グズマン二世号の客室から発見された大量のプラチナ事件と繋がり、十津川警部が そこに潜む闇資金の謎を追う。
双葉社 フタバ・ノベルス |
588 | リゾートしらかみの犯罪 | 五能線を愛する若い刑事・津村―― 彼の運命を、三件の殺人事件と謎の美女が翻弄する!?
十津川班の新米刑事・津村の両親が殺され、容疑が彼に。 十津川は津村の無実を信じ、捜査を進める。 津村は、11年前、五能線沿線の不老ふ死温泉の殺人現場から消えた「謎の女」の唯一の 目撃者だった。 過去と現在の殺人事件の関係を疑う津村に「謎の女」から手紙が! 女の誘いで五能線「リゾートしらかみ」に乗った津村を狙う周到な罠? 重なる殺人事件の奥には、日本政界を激震させる、策謀と欲望が―― 十津川の名推理が迫る!
光文社 カッパ・ノベルス |
589 | 日本遺産からの死の便り | 十津川警部の妻・直子は大阪在住の叔母・治子と石川県の和倉温泉に出かけ、 海に身を投げた若い女を助けた。 東京のOL橋本ゆきは、恋人に死なれ後を追おうとしたのだという。 が、直子が目撃した、ゆきの不審な行動・・・・・・。 和倉温泉駅から一人のと鉄道に乗って恋路駅に行き、待合室においてある「思い出 ノート」の一ページを破り取って燃やしたのだ! 一ヵ月半後、ゆきと婚約していたという資産家の立花順が失踪し、やがて奥多摩から 遺体が発見されたが・・・・・・。 「恋と殺意ののと鉄道」他、日本遺産の地を舞台に描かれた傑作集。
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
590 | 十津川警部 予土線に殺意が走る | 国際的な音楽家やアスリートの興行を打つ「呼び屋」の東海元。 彼が次に選んだのは愛媛宇和島の闘牛とスペインの闘牛士の対決だった。 イベントはまたも大評判を呼ぶも、巨額の興行資金が回収されたかは不明。 興味を抱いたN新聞の記者梶本は東海の秘書山田真由美に接近した。 同じ頃、多摩川河川敷で殴殺死体が発見され、十津川率いる捜査本部に東海と事件の 関連を示す告発状が届く。 やがて、四国の予土線を走る、新幹線そっくりの“鉄道ホビートレイン”に東海が執着して いたと判明、梶本が、そして十津川が四国へ飛んだ!
祥伝社 ノン・ノベル |
591 | 十津川警部 山手線の恋人 | 有楽町の出版社に勤める星野は山手線で見かける美女に憧れ、密かに「山手線の 恋人」と呼んでいた。 星野は、故人の作品を再刊するために娘を捜す過程で見た顔写真が「山手線の恋人」と 似ていることに気づく。 一方、田町―品川間の山手線新駅工事現場近辺での脱線や、爆破予告などが続けざま に起き、そこにも彼女の影が。 そして捜査にあたる十津川警部を嘲笑うかのように、新たな事件が発生! 「恋人」の正体は? 連続事件の真相とは?
講談社 講談社ノベルス |
592 | 青梅線レポートの謎 | 奥多摩で「OMレポート、正しくは青梅線レポートを知らないか」と訪ね歩いていた男が 刺殺された。 被害者の足どりを追って奥多摩へ向かうことになった十津川警部。 数ヶ月前、奥多摩町役場の助役の娘・亜紀も、同じ言葉を口にしていたが、行方不明に なっていたことが判明する。 十津川は、亜紀の部屋で見つけた30cm足らずのロボットを警察に持ち帰ったところ、 そのロボットが爆発。 さらに、AIの第一人者の謎の死、奥多摩で発見されたクローンの猿と、謎が謎を呼んで いく・・・・・・。 奥多摩で進行する、巨大な陰謀とは・・・・・・。 そして、十津川警部の前に現れたのは、今までにない最新の敵だった!?
KADOKAWA (新書判) |
593 | 日本遺産殺人ルート | 十津川班の西本刑事が、少し古風な感じのするOL早川ゆう子に恋をした。 箱根への日帰り旅行に出かけることになり、新宿発の小田急ロマンスカーに乗車した。 ゆう子の高校時代の友人で車内サービス係として忙しく働く前田千加と偶然再会するが、 千加が突如車内から消えたのだ!? 途中下車する駅もない。 その夜、千加は調布市内の自宅マンションから絞殺死体で発見される。 死亡推定時刻は、ゆう子が会った数時間後だというのだが、どうやって帰宅したのかも 不明だった・・・・・・。 「行楽特急殺人事件」他、傑作旅情ミステリー集。
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
594 | 北のロマン 青い森鉄道線 | 失踪した娘を捜してほしい。 母親から依頼を受けた、かつて十津川警部の部下だった私立探偵の橋本は、池戸 彩乃の捜索を始める。 勤務先のパソコンに残されていた「411658 1411123」という謎のメモを、本州最北の 鉄道駅である下北駅の緯度と経度と判断した橋本は下北に飛び、彩乃の痕跡を求めて 恐山、仏ヶ浦を訪れる。 一方、東京では彩乃の同僚が殺され、十津川警部が捜査に乗り出した。 事件は予測できない展開を見せ初めた・・・・・・!? オリジナル著作六〇〇冊目にあたる記念作品!
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
595 | 十津川警部 出雲伝説と木次線 | スサノオの神社を潰せ。 さもなくば人質は全員死ぬ!!
スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治したという古代神話に彩られた島根県奥出雲。 旅行作家・高木は、三段スイッチバックで有名なJR木次線を旅行雑誌の取材で訪れるが、 駅に置かれたノートに「奥出雲で盛大な花火を打ち上げる」と書かれた意味深な メッセージを見つける。 その後、休暇中の亀井刑事親子が乗った木次線の列車がトレインジャックされ、 犯人からは耳を疑う要求が――!?
実業之日本社 ジョイ・ノベルス |
596 | 広島電鉄殺人事件 | 広島電鉄の若い運転士が暴漢に襲われた。 ライトレールの制限速度を大きく超過する不祥事を、彼は起していた。 なぜ突然、速度を上げたのか? 暴行事件との関係は? やがて浮上する長野県渋温泉の殺人事件。 十津川警部が追う連続殺人の現場は、東京、長野から広電宮島線へ!
新潮社 (新書判) |
597 | 西から来た死体 錦川鉄道殺人事件 | 東京駅に到着した広島発「のぞみ号」車内で女性の毒殺体が発見された。 被害者は沢田澄江、65歳。 25年前に突然引退した女優であった。 澄江の故郷である島根県日原は「岩日北線」で岩国と結ばれる予定だったが、岩国− 錦町間で計画は中止され、現在は「錦川清流線」となっている。 十津川は、澄江が岩日北線の全線開通を夢見て、資金集めに奔走していたことを知る。 鉄道延伸に反対する者の犯行なのか。 一方、澄江の引退時に黒い噂があったという・・・・・・。 岩日北線が運ぶのは、夢か殺意か?
中央公論新社 C★NOVELS |
598 | 十津川警部 九州観光列車の罠 | 大物政治家小西栄太郎70歳が、連続少女殺人の容疑で逮捕された。 愛人の手紙が、小西のアリバイを崩す重要証拠となった。 この事件を解決した亀井刑事はご褒美休暇をとり、息子の健一と長崎から観光列車 「或る列車」に乗りこむ。 だが、終着駅の佐世保に着いたとき、健一が消えていた。 誘拐犯は、亀井刑事に証拠の手紙を要求。 亀井は息子を救うため、辞表を出して姿を晦ますが・・・・・・。 相棒の窮地を救うべく、凶悪犯と立ち向かう十津川警備の活躍! JR九州の豪華観光列車を舞台に描く旅情ミステリー。
集英社 (新書判) |
599 | 日本遺産に消えた女 | 二十六日が、お前の命日だ。 この日に、必ず、お前を殺してやる―― 工藤興業社長・工藤良夫に脅迫状が届き、工藤の身を案じた秘書の高沢めぐみが、 同じマンションに住む警視庁十津川班の清水刑事に助力を求めてきた。 脅迫状はこの前にも二通来ており、危険を感じた工藤は生まれ故郷の大分県中津に 向かったと思われた。 が、予告されたその日、特急「にちりん」のグリーン車内で毒殺死体となって発見され たのだ!? 十津川警部が捜査に乗り出した! 紀伊勝浦、酒田、鳴門・・・・・・ 日本遺産を舞台に繰り広げられる傑作集!
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
600 | 京都感傷旅行 十津川警部シリーズ | 祇園祭で賑わう京都で起きた連続不審死。 謎の女将の正体は!?
還暦を迎えた沢田秀一は、大学時代の“鉄道友の会”の仲間と、メンバーの西野京子が 営む京都の料亭旅館に集い、祇園祭をはさんだ一週間を楽しむ予定だった。 ところが同窓生の一人が「私は、騙されたのか」という言葉を残して不慮の死を遂げ、 京子の生家が陰陽師の家系であることに興味を示していた女性も遺体で見つかった。 古都で起きた連続不審死は、陰陽道の影響なのか――。 十津川は京都へ向かう。
文藝春秋 (新書判) |
601 | ストーブ列車殺人事件 | 同人雑誌「北風」の世話人で、F賞を受賞し有望新人と注目されていた菊池順二が、 太宰治の生地の雪原で自殺した。 井上昭は一年後、菊池のたどったルートの旅に出た。 そこで、同人たちで立てた墓標に死にまつわる文字を発見した。 菊池の死の謎を解くには自ら手記を書くことと考え「北風」に掲載した。 それに応える形で同人たちもそれぞれの思いを綴った手記を発表したが・・・・・・。 その頃、F賞の予選選考委員である文芸評論家の岡本裕三が殺害された。 捜査に乗り出した十津川警部は・・・・・・。
双葉社 フタバ・ノベルス |
602 | 能登花嫁列車殺人事件 | 能登路をはしる『花嫁のれん』の車内に、加賀友禅の花嫁が突然、現れ、消えた!?
十五年前の映画「北の城の花嫁」の主演女優・宇野喜代子が七尾で殺された。 雑誌編集者・黒木は、彼女が十五才で出産、渡米していたことを知る。 米国で育った喜代子の娘でモデルの小賀れいらが帰国し、金沢で母の死を探っていた。 れいら主演で「北の城の花嫁」再映画化が決まるが、内容を巡る対立が発生。 一方、れいらのマネージャーが襲われる。 十津川は、れいらの父親が大物政治家・古賀代議士であることを知るが、京都でさらに 殺人が!
光文社 カッパ・ノベルス |
603 | 十津川警部 海の見える駅 ― 愛ある伊予灘線 | 「海の見える駅」―― それは、四国の瀬戸内沿いを走る予讃線伊予市駅から海回りを行く支線「愛ある伊予灘線」の 下灘駅という無人駅のことである。 ホームの中央に置かれたベンチに座れば、目の前に伊予灘の美しい海原が広がる。 まるで海に溶け込んでしまいそうな小駅だが、日暮れ時ともなれば海面の向こうに夕日が 浮かび、この世のものとは思えぬような絶景が生まれる。 幾たびか「青春18きっぷ」のポスターにもなり、鉄道ファンのみならず、国の内外からこの駅を 訪れる旅人は引きも切らない。 この駅にやって来て夕景を写真に収めていた小菅信一郎が、自宅から遺体で発見された。 息子の明は、自宅で発見されたカメラの状況と被写体から父親の突然の失踪とその死に 疑念を抱く。 旅といえば温泉遊び、カメラの趣味などとはこれまで父親は無縁だった。 ここで父親と出会ったという平川彩乃の協力を得て謎に迫ろうとするが、核心がみえない。 信一郎は、夜の海上で輝く宝石のようなものを撮影していた。 十津川は、小菅信一郎殺害の容疑者に迫っていくが、容疑者は不敵にも十津川の捜査ミスを 誘ってくる。 事件の裏にはとんでもない策謀が隠されていた。
小学館 (新書判) |
604 | 十津川警部 哀愁のミステリー・トレイン | 大阪発金沢行きの特急「雷鳥九号」のトイレで、貴金属会社社長の射殺死体が発見された。 やがて北陸本線・新疋田駅と敦賀駅の間で凶器が発見され、被害者と車内で話しこんでいた 女が容疑者として浮上する。 が、この事件の同時刻に、金沢で、同じ凶器による代議士殺害事件が起きていたことが 判明!? 彼女に犯行は可能なのか? 何かトリックがあるのか? 混乱する捜査本部。 十津川警部の推理は? (「雷鳥九号」殺人事件)等、時刻表トリックの妙味が堪能できる不朽の鉄道ミステリー四篇を 収録。
徳間書店 トクマ・ノベルズ |
605 | 十津川警部 長崎 路面電車と坂本龍馬 | 長崎取材中のライター松本が失踪、代理を命じられた神山は同地に飛んだ。 松本の足取りを追った神山は、NAGASAKIクラブという謎の歴史研究グループ五人組に 出会う。 彼らは、幕末の貿易商グラバーが日本で初めて走らせた蒸気機関車を、英国の植民地化 計画の端緒と見た坂本龍馬が破壊したという説を唱えていた。 やがてメンバーの一人の死体が京都の疎水で発見され、協力を依頼された警視庁の 十津川は捜査を開始。 事件の背後に明治一五〇年を期した歴史論争と、黒い野望が渦巻いていることを 掴むが・・・・・・。
祥伝社 ノン・ノベル |