一九四四年の大震災 ― 東海道本線、生死の境




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0850一九四四年の大震災 ― 東海道本線、生死の境
分類初出
長編本の窓 2014年7月号〜2015年9・10月合併号
(但し、3・4月号と9・10月号は合併号)
改題加筆&改稿等
初出時のタイトルは
『一九四四(昭和十九年)の大震災
 −生死の境 東海道本線−』
加筆・修正
備考
内容紹介文 & 転載元 (出版社名  シリーズ名・等)
浜名湖岸にあるビルが炎上し、男の焼死体が発見された。
男の名は、藤田武。
妻の美里には、何のために武が死んだのか分かっていた。
時代は一気に、太平洋戦争の末期に遡る。
武の祖父徳之助は「フジタ浜名湖地震津波研究所」をつくり、息子の健太郎と研究に従事していた。
米軍による空襲が勢いを増し敗色濃い戦時下に、政府、軍部が国民に強いたものは言論統制、報道管制だった。
そんななか、藤田親子は大地震・津波の襲来を予知し、警鐘を鳴らそうとした。
そして、一九四四年十二月七日に、昭和東南海地震が起こる。
これが次の大地震を誘発すると警告する藤田親子を、当局は拘留し弾圧した。
実際に、翌年一月十三日には三河地震が起こったのだが・・・・・・。
しかしながら、徳之助は鉱山に、健太郎は沖縄戦線に送り込まれ、徳之助は行方不明になった。
戦後、戦争での悪行を暴くために、藤田健太郎と息子の武は、それぞれの時代に動きはじめたのだった――。

小学館  (新書判)
収録書名著作一覧No
一九四四年の大震災 ― 東海道本線、生死の境562
初版発行出版社シリーズ名・等備考
2015年12月小学館 新書判
2019年6月小学館小学館文庫 


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