十津川警部の挑戦




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0310十津川警部の挑戦
分類初出
長編産経新聞(夕刊) 1987年7月7日〜1988年7月16日
改題加筆&改稿等
初出時のタイトルは『傷痕の時』
備考
内容紹介文 & 転載元 (出版社名  シリーズ名・等)
「小樽へ行ってくる」と言って家を出た62歳の老人が、東京で死体で発見された。
老人は20年前に警視庁を退職した元刑事だった。
前科のある男が自首して来て、事件は解決した。
とくに警視庁の上層部は解決を急いだ。
が、元刑事が、かつて担当し、解決した事件を追っていたことを知った十津川警部は、早すぎる事件の“解決”に自ら待ったをかけた。
元刑事が小樽に訪ねた人物が不自然な死に方をしているのも気になった。
殺された元刑事が追っていた事件――
それは美貌の若い女性が暴行され、殺害されるという連続殺人事件で、赤いポルシェが決め手となり、容疑者として代議士の秘書が浮かんだ。
しかし、男は、自分は無実であるとの遺書を残し、自殺した。
世論の非難を浴びた警察は、アル中の変質者を犯人として逮補し、事件は“解決”というものだった。
そして20年後のいま、解決した事件を追っていた元刑事が殺されたのだ!!

実業之日本社  ジョイ・ノベルス(上巻)


20年前に解決した事件を追っていた捜査一課の元刑事が殺された事件は、犯人が自首して、あっさりと解決したかにみえた。
が、父親の死に疑問を持ち、父親の足跡を追っていた娘が襲われ、十津川警部の命令で娘を護衛していた日下刑事が刺され、事件は新たな展開を見せ始めた。
事件の背後に暴力団がからんでいると睨んだ十津川が、担当の捜査四課を訪れると、暴力団の組長と自殺した秘書が仕えていた代議士が親密だったことがわかる。
しかし、ここでも十津川は「20年前のことに首をつっ込むつもりなら気をつけろ」と警告される。
すでに三上刑事部長から「妙なことに首をつっ込むのは止めたまえ」と釘をさされていたのだ。
窮地に追い込まれながらも、十津川警部は、ねばり強い捜査を続け、ついに犯人を追いつめる決定的な証拠をつかむ。
しかし、そのことを知った犯人側も大反撃に出、事件のクライマックスはブルートレイン「はやぶさ」の車中に移る!!

実業之日本社  ジョイ・ノベルス(下巻)
収録書名著作一覧No
十津川警部の挑戦150
初版発行出版社シリーズ名・等備考
1988年10月実業之日本社ジョイ・ノベルス上・下巻の2分冊
1991年4月角川書店角川文庫上・下巻の2分冊
2009年9月実業之日本社ジョイ・ノベルス上・下巻の2分冊
新装版
2011年10月祥伝社祥伝社文庫上・下巻の2分冊


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